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工学部大学院生38人を「輸入」へ、理工系離れでソウル大が苦渋の決断

工学部大学院生38人を「輸入」へ、理工系離れでソウル大が苦渋の決断

Posted August. 03, 2012 06:52,   

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ソウル大学工科学部は、海外優秀人材の誘致に本格的に乗り出すことを決めた。理工系を嫌う現象により、国内の優秀人材が、工科大学院への進学に二の足を踏んでいることを受け、海外に目を向けたのだ。

ソウル大学工科学部は今月19日から10月25日にかけて、ミヤンマーのヤンゴン工科大学や中国ハルビン工科大学、モンゴル科学技術大学を回って、「グローバルの超優秀人材への奨学金支給に関する説明会」を開くと、2日明らかにした。説明会が開かれる学校は、世界大学評価順位を考慮して選んだと、ソウル大学工科学部側は主張した。

ソウル大学工科学部は、この説明会で奨学金支給基準や研究費支援規模、研究施設などについて紹介する予定だ。

今回の説明会は、法人化以降ソウル大学が推進してきた「グローバル先導研究中心の大学育成事業」の一つである「グローバル超優秀人材定着支援事業」の一環として推進される。

これに先立って、ソウル大学工科学部は、今年6月も中国やベトナム、タイ、マレーシア、ラオス、カンボジアの6ヵ国、21大学を回り、説明会を行った。ソウル大学工科学部は今年末まで、海外優秀人材38人を選んで、奨学金計5億9000万ウォンあまりを支援する計画だ。このうち、「超優秀外国人の学問後続世代の支援」奨学金は、授業料や生活費、飛行機代を含め、年間2500万ウォンを支給する。「超優秀外国人重要人材支援」奨学金は年間授業料800万ウォンだ。

ソウル大学工科学部の柳基潤(ユ・ギユン)対外副学長は、「教授たちが研究室で研究を進めることが難しいほど、優秀な学生らは工科大学院への進学を嫌っており、海外人材の誘致に乗り出した」とし、「座って学生が来るのを待っているわけにはいかなかった」と主張した。



jikim@donga.com