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「北朝鮮、崩壊可能性ほとんどない」盧大統領、ポーランドで演説

「北朝鮮、崩壊可能性ほとんどない」盧大統領、ポーランドで演説

Posted December. 05, 2004 22:56,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は4日(現地時間)、ポーランドのワルシャワで開かれた現地同胞との懇談会で「北朝鮮が崩壊する可能性はほとんどなく、韓国と中国は北朝鮮の体制崩壊を望んでいない」と語った。

盧大統領は同日「中国は、北朝鮮で何事かが起きて数百万の難民が鴨隳江(アムノッカン)を渡ってくる事態が発生したなら、管理不可能になるほどの高度の難問となるため、北朝鮮が崩壊しないようにいろいろな支援をしている」と述べた。

盧大統領は又、「韓国としても、北朝鮮から大量の難民が流れて来れば難しい問題に直面することになるので、北朝鮮の崩壊を望んでいない」とし、「中国と韓国は北朝鮮の体制崩壊よりは、北朝鮮が改革開放に向かうよう積極的に助けてあげなければならない立場だ」と説明した。

さらに盧大統領は「今は北朝鮮側がこちらの弱点を睨みつつ粘ろうとしているために、こう着状態が続いている」として、「我々が譲歩をして解決されることならそうするだろうが、我々だけが譲歩してもはじまらないことなので、韓国もあまり焦りを出してはならない」と話した。

その上で盧大統領は、「北朝鮮としても国際社会による安全保障や経済的支援はどうしても必要なことなので、核兵器をもって粘るのにも限界がある」とし、「北朝鮮が開城(ケソン)工業団地のために、そこにある多くの軍事施設を自主的に解体したことを考えると、合理的な選択をすると思われる」との見方を述べた。

盧大統領は5日、2泊3日のポーランド国賓訪問を終え、特別機でワルシャワを出発し、同日午後フランス入りした。



金正勳 jnghn@donga.com