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中国、国際学校に駆け込んだ脱北者7名を北朝鮮に送還

中国、国際学校に駆け込んだ脱北者7名を北朝鮮に送還

Posted October. 11, 2005 03:02,   

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中国山東省煙台市の韓国国際学校に駆け込み、韓国行きを要請していた脱北者7人全員が最近、北朝鮮に強制送還されたことが、10日、明らかになった。中国国内の国際学校に駆け込んだ脱北者らが北朝鮮に送還されたのは今回が初めて。

韓国政府は、中国政府当局に厳しく抗議し、再発防止を要請した。この問題は、中国当局の、脱北者に対する今後の措置の方向性に関わるものと受けとめられることから、韓中間の外交的対立に拡大する可能性もある。外交通商部(外交部)当局者はこの日、「今年8月29日、韓国国際学校に駆け込んだ脱北者ら7人全員が、9月29日に北朝鮮に送還されたとの事実を、今月9日、中国当局に確認した」と明らかにした。

統一部・鄭東泳(チョン・ドンヨン)長官はこの日、国会・統一外交通商委員会の国政監査で、これについて「非常に衝撃的だ」と述べた。外交部・柳明桓(ユ・ミョンファン)第1次官は、北朝鮮送還の事実を確認した翌日の7日、韓国の寧賦魁・中国大使を呼んで遺憾の意を表明し、公式に抗議した。中国の金夏中(キム・ハジュン)韓国大使は8日、中国外務省・沈国放部長条理(次官補級)に会い、政府の方針を伝えた。

国際学校は国際法上、治外法権地域ではないことから、中国政府は学校構内での公権力行使が可能だ。今回、北朝鮮に送還された脱北者らは、一家4人を含む男性2人と女性5人。彼らは8月29日正午ごろ、煙台市の韓国国際学校に駆け込み、韓国行きを要請したが、午後、中国当局に連行された。



jkmas@donga.com