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身も心も…大統領の疲労

Posted September. 23, 2006 03:55,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が22日、長期間の海外歴訪でたまった疲労のため、地方訪問の日程を取り消した。

盧大統領は、同日午前10時に江原道(カンウォンド)の旌善郡(チョンソングン)庁で開かれる新活力事業の成果報告会に出席した後、旌善の生薬草市場などを訪れる予定だったが、大統領府を出発する直前の午前7時30分に日程の取り消しを決めた。

尹太瀛(ユン・テヨン)大統領府報道官は、「今朝、大統領が疲れを訴え、参謀たちも『地方訪問の日程を取り消したほうが良い』と話し、このような結論が下された」と述べた。

日程取り消し後、盧大統領は執務室から出ず、官邸で休息を取ったという。

盧大統領が、健康上の理由で予定された行事に出席しなかったことは、就任後、事実上初めてのことだ。就任初年度の2003年9月、光州(クァンジュ)全南(チョンナム)地域のマスコミ各社との会見の前日に、「目にものもらいができた」と言って取り消したことがあるが、これは外見上、見た目がよくないという理由だった。

盧大統領は午前5時に起き、夜遅くまでインターネットや読書を楽しむ健康体質であり、今回の行事取り消しをめぐる背景に関心が集まっている。

まず、盧大統領の海外歴訪(3〜16日)が、就任後では最長期間であり、疲れを取ることが容易ではないというのが、大統領府関係者たちの説明だ。この歴訪で、ブッシュ米大統領と首脳会談をするなど、総11回の単独首脳会談を行なった。

このためか、20日の社会サービス分野の雇用創出報告会に出席した盧大統領の声がかすれていたと、出席者たちが伝えた。

盧大統領は、「体」だけではなく「心」のほうもそれほど健康ではないとの観測もある。戦時作戦統制権の返還と北朝鮮の核問題が議題だった韓米首脳会談に集中するため、かなり神経を使ったが、帰国後、首脳会談の成果をめぐる論議が絶えないためだ。

さらに、盧大統領が指名した全孝淑(チョン・ヒョスク)憲法裁判所長候補の国会任命同意が3度も流れ、憲法裁所長の空席事態が長期化していることで、盧大統領の心中は穏やかでないだろうとささやかれている。



jyw11@donga.com