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盧大統領、「首脳会談では欲張らない」

Posted August. 16, 2007 07:19,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は15日、「南北首脳会談では無理に欲張らない。新しい歴史的転機をつくるよりも、歴史の道理が現実になるように最善の努力を尽くす」と述べた。

盧大統領は15日、第62周年光復節(クァンボクチョル)の祝辞を通じて、南北首脳会談に臨む姿勢と目標について、「まず、可能なことから一つずつ実質的な進展を果たす方向で努力する考えだ」とし、「6者協議と調和を成し、6者協議の成功を促進するような首脳会談にする」と述べた。

盧大統領は、「歴史が私に課した役割をよく判断し、成果をあげるためではなく、責任を果たすために努力する。論争ではなく、未来のために話し合う」と付け加えた。

特に盧大統領は、「経済協力においては、南北経済共同体の建設に向けた対話に入らなければならない」としたうえで、「今や、南北経済協力を生産的投資協力、双方向協力に発展させ、韓国には投資の機会に、北朝鮮には経済回復の機会になるようにする必要がある」と述べた。

盧大統領のこのような言及は、北朝鮮核問題に関する論議よりも経済協力強化方案の協議に力を入れることを示唆したものとみえる。

盧大統領は、会談の意味について、「7年ぶりに実現する今回の首脳会談は、核問題で困難を来たした南北関係を正常にする契機になる」としつつ、「韓半島の平和と安定をさらに堅固にし、南北共同の繁栄を繰り上げることに寄与するだろう。今進められている6者協議の進展とその後の北東アジア多国間関係の発展にも貢献するものと期待する」と明らかにした。

盧大統領は、1972年の7・4共同声明、1992年の南北基本合意書と韓半島非核化共同宣言、2000年の6・15共同宣言など、過去の4大南北合意を列挙し、「新しい宣言よりも、すでにある合意を守っていくことが重要だ。これまでの合意を尊重し、誠実に履行しようとする姿勢を持ってこそ、南北関係が予測可能で信頼できる関係に発展するだろう」と述べた。

盧大統領は国民に対し、「『あれはだめだ』とか『これだけは必ず取りつけなければならない』という負担を与えるより、大きな枠組みで未来のために創造的な知恵を集めることを心より願う」と訴えた。



jin0619@donga.com