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民主党、首相内定・韓昇洙氏に「不適格」の結論

民主党、首相内定・韓昇洙氏に「不適格」の結論

Posted February. 25, 2008 03:14,   

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統合民主党が韓昇洙(ハン・スンス)首相候補者についての人事聴聞会の結果を、「不適格」だと結論付けたという。しかし、党レベルで任命同意に反対するかどうかはまだ決めていない。

民主党院内スポークスマンの崔宰誠(チェ・ジェソン)議員は23日、あるラジオとのインタビューで、「(韓首相候補者の)聴聞会に関する意見は『不適格』となるもようだ。かつての物差しから見れば、実は(認准投票を)通過しにくい方だ」と指摘した。

民主党は韓候補者に対する聴聞会で、不動産投機や偽装転入、便法譲与や脱税、息子への財産や兵役逃れの疑惑などが持ち上がっただけに、積極的な攻勢に乗り出す方針だ。

しかし26日、国会本会議に上程される首相任命同意案の採決と関連しては、ややもすれば「次期政府の足を引っ張った」という逆風に出くわしかねず、慎重を期すべきだという空気もある。

崔議員は、「李明博(イ・ミョンバク)政府の最初の内閣のトップであり、我々も政治的に相当悩んでいる」と述べ、「最初は『無難な人事だった』と評したものの、今は相当雰囲気が変わっている。採決問題は25日ごろ、党で再び方針を決めることになりそうだ』と語った。

民主党は長官や大統領首席秘書官の内定者に対しても、厳しく検証すると意気込んでいる。これを機に、「鮮明な野党」としてのアイデンティティを確立し、総選挙に備えてはっきり対立するというわけだ。

禹相虎(ウ・サンホ)民主党スポークスマンは24日、ソウル永登浦区堂山洞(ヨンドゥンポグ・ダンサンドン)で行われたブリーフィングで、「国民の疑惑が増幅し、世論の反発が激しくなると、(候補者)本人たちが一斉に釈明に乗り出したが、理屈に合わない言い訳に過ぎない」として、交替を要求した。

しかし、一部の長官内定者に対する人事聴聞会の拒否は実効性が無く、党論として採択される可能性は低いものと見られる。

民主党の関係者は、「金孝錫(キム・ヒョソク)院内代表が触れた李春鎬(イ・チュンホ)女性部長官や、南柱洪(ナム・ジュホン)統一部長官内定者に対する人事聴聞会の拒否発言は、強力な警告と受け取ればいい」と話した。

現在の人事聴聞会法によれば、国会が国務委員に対する人事聴聞の要請を受けたあと、20日内に聴聞経過の報告書を政府に送らなければ、政府は再び10日以内の期間を決めて送付を催促することができる。国会が同期間すら守らなければ、大統領は人事聴聞会なしに国務委員を正式に任命できる。



koh@donga.com