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現代峨山の北朝鮮事業、政府が初の監査実施へ

現代峨山の北朝鮮事業、政府が初の監査実施へ

Posted July. 19, 2008 09:25,   

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政府が、金剛山(クムガンサン)観光客射殺事件を機に、金剛山観光などの対北朝鮮事業を独占している現代峨山(ヒョンデアサン)に対する監査を実施する計画だ。

政府関係者は18日、「現代峨山はこれまで、南北協力基金の支援を受けながら、これまで一度も監査を受けていない。現代峨山に助成された南北協力基金が適切に使用されたのかを把握する必要がある」と述べた。

同関係者は、「これまで、現代峨山の対北朝鮮事業の採算が取れるように、政府が資金を支援したのではないか」と問い返し、「最近、黒字になった現代峨山の対北朝鮮事業に対する点検が必要な時だ」と主張した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領も同日、就任後初めて主宰した国家安全保障会議(NSC)で、「現代峨山の責任所在への総合点検が必要だ」という趣旨の発言をしたと、大統領府関係者が伝えた。

現代峨山に対する監査方式は、まだ決まっていないという。監査には、監査院が行なう監査と、主務省庁である統一部が関連省庁とともに行なう合同監査がある。

監査院は、国家機関でなくても、国から補助金や支援金を受ける民間団体の場合、その経費に限って監査を行なえる。

形はどうあれ、現代峨山に対する監査は、主に南北協力基金の使途に対する監査になるもようだ。南北協力基金の流用が明るみになる場合、補助金の予算および管理に関する法律または業務上横領などの法を適用して、個人と団体を処罰することができる。

政府は18日、現代峨山の金剛山観光と開城(ケソン)観光などの推進現況と実態を総合点検し、改善対策づくりのために「金剛山・開城観光事業運営評価団」を構成して、現代峨山関係者に対する調査に着手した。

政府は18日、首相室の金殷石(キム・ウンソク)外交安保政策課長を団長に、首相室や統一部、文化体育観光部、警察庁などの課長級で構成された評価団を発足させた。評価団は同日、初の会議を開き、評価に必要な「チェックリスト」を作成した。

統一部の金浩年(キム・ホニョン)報道官は、「評価団の発足は、李明博大統領の主宰で開かれた国家安全保障会議(NSC)の結果によるものだ。19日から、現代峨山関係者への調査のほか、現場訪問も実施する」と説明した。



mhpark@donga.com kyle@donga.com