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「親李—親朴」だけあって「政策—戦略」はない

「親李—親朴」だけあって「政策—戦略」はない

Posted May. 19, 2009 08:27,   

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与党ハンナラ党の院内代表選挙が、党運営のビジョンや哲学をしっかりと提示することができないまま、派閥間の対立を煽る旧態を呈しているという指摘が出ている。院内代表選挙は、向こう1年間、国会で与党を率いていく院内指導部を選出する重要な選挙だ。しかし、各候補が政策ビジョンを出すことができないまま、派閥と地域対応問題が当落を決定する重要な問題として浮上しているのが実情だ。

投票権を持つハンナラ党議員たちも、政府とともに国政を率いる与党の院内司令塔の候補が、どのようなビジョンを提示するのかについて、大きな関心を置いていないムードだ。ただ、主流である親李(親李明博)側と非主流の親朴(親朴槿恵)側をどのように整合するのか、首都圏候補と慶尚道(キョンサンド)圏候補をどのように配慮するのかが、形勢を決める変数として浮上している。党改革案を話し合う刷新特委でも、院内代表選挙が派閥論理によって左右される現実については、何の口も出せない。刷新特委が、各派閥を代表する人々で構成されているためだ。

院内代表選挙の過程で党内対立が起こったのは、親朴系の崔鍫煥(チェ・ギョンファン)議員が、政策委議長の出馬の意思を明らかにしたことが契機になった。李相得(イ・サンドゥク)議員と朴熺太(パク・ヒテ)代表が、崔議員カードを進める「見えない手」だという話が党内で流れた。このような構想は、4・29再補欠選挙の惨敗による「指導部退陣論」を遮断するために、結束型院内指導部を構成しようとした両者の考えによるというのが、党内の観測だ。両者は当初、「金武星(キム・ムソン)院内代表推戴カード」を推進しようとしたが、朴槿恵(パク・グンヘ)元代表が強く反対したことで実現しないと、今回は、「崔鍫煥政策委議長カード」を推進しているということだ。崔議員とタッグを組んで院内代表に出馬した黄祐呂(ファン・ウヨ)議員の選挙陣営に李相得(イ・サンドク)議員に近い議員7、8人が参加していることも、「SD(李議員のイニシャル)介入」の徴候だと話す議員が少なくない。崔議員は、「李議員の強い勧誘があった」と周囲に話していたという。

しかし、崔議員は同日の会見で、出馬を決心した背景について、「(李議員介入説は)事実無根だ。党のために純粋な気持ちで出馬を決意した」と語った。朴熺太代表も、「私は『金武星カード』が不発に終わった後、院内代表選挙の問題はまったく考えていない」と話した。日本を訪問中の李議員は、「私は厳正に中立だ。選挙には関与しない」と側近を通じて明らかにした。李議員は前日、「見えない手」論議を提起した安商守(アン・サンス)議員にも電話をかけて、「中立を守る」という考えを明らかにしたという。大統領府関係者は、「李議員は、しばらく党内問題に関与せず、対外的な活動にだけ専念するという考えを周囲に明らかにしたと聞いている」と話した。



sunshade@donga.com