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韓国初の宇宙発射体「羅老号」、11日打ち上げ

韓国初の宇宙発射体「羅老号」、11日打ち上げ

Posted August. 03, 2009 09:03,   

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韓国初の宇宙発射体「羅老(ナロ)号(KSLV−1」の打ち上げ日が11日に決まった。当初は先月30日、全羅南道高興郡蓬萊面(チョルラナムド・コフングン・ポンレミョン)の羅老宇宙センターから打ち上げられる予定だったが、ロシア側から供給を受けた羅老号の1段ロケットの燃焼試験の準備過程で、欠陥が見つかり、打ち上げ日が延期された。

教育科学技術部(教科部)は2日、「ロシア側から、30日行った燃焼実験は成功裏に終わったという連絡を受けた」とし、「韓国とロシアの技術チームは、羅老号の打ち上げ時間を11日午後4時40分〜6時40分に決定した」と明らかにした。

これを受け、羅老号の開発と打ち上げの責任を担っている韓国航空宇宙研究院(航宇研)は1日、羅老宇宙センター内のロケット組立棟で、ロシアから供給を受けた1段ロケットと韓国内で開発した上段ロケットとの組み立て作業を行った。

羅老号に対しては、打ち上げ前までの1週間、電子装置や機械部品についての最終点検を行うことになる。5日は胴体に太極旗(テクッキ=韓国国旗)や教科部、航宇研、製作会社であるフルニチェフ社のロゴをつける作業が行われる。また、打つ上げ二日前の9月午前10から11時にかけて、組立棟から羅老宇宙センターの南側にある打ち上げ台に移され、同日午後1から2時にかけて、空に向かって立てられる予定だ。

打ち上げ前日の10日午後2時からは、実際の打ち上げ状況を想定した最終リハーサルに入ることになるが、この時、翌日に打ち上げるかどうかや打ち上げ時間が最終的に確定される。打ち上げ2時間前には羅老号の胴体に燃料が注入され、打ち上げ15分前からは打ち上げのための最終的なカウントダウンに入る。

航宇研の関係者は、「今のところ、打ち上げ時間は11日午後5時前後と予想されるが、打ち上げ予定日に大雨や落雷など気象が悪化すれば、打ち上げは12〜18日に延期されることもありうる」と説明した。

一方、教科部は変更された羅老号の打ち上げ時間を、国際慣例に従って国際民間航空機構(ICAO)や国際海事機関(IMO)、弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)事務局に通報する計画だ。



kunta@donga.com