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密かに醸造された村の伝統酒、100年ぶりに「日の目」

密かに醸造された村の伝統酒、100年ぶりに「日の目」

Posted August. 04, 2009 09:04,   

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酒税法が施行されて100年間、持続的な規制で根絶やし同然だった「伝統酒」を復活させるための政策が設けられる。政府は、韓国の伝統酒を「世界の酒」に育成するために、伝統酒に対する規制を大幅に緩和し、大胆な支援策を施行する方針だ。

政府当局者は3日、「全省庁で初めて『韓国の酒』を産業として育成するための法制度を作成する計画だ。企画財政部、農林水産食品部(農食品部)、国税庁が共同で『伝統酒産業競争力強化方案(仮称)』を作成する予定だ」と明らかにした。

伝統酒の産業育成の障害の一つだった「省庁間の縄張り争い」も一段落ついたようだ。酒類の税、免許、安全性の管理などに関する酒税法は、国税庁と企画財政部が従来どおり管轄し、酒産業の育成を農食品部が担う予定だ。これまで、農食品部は、伝統酒の事業管理を農食品部に一元化すべきだと主張し、国税庁は、現行の酒税法の体系で管理すべきだと主張してきた。

酒産業競争力強化案の骨子は、酒産業に対する規制緩和だ。このため、「伝統酒産業振興に関する法律(仮称)」を新たに設け、必要ならば現行酒税法の一部を改正する案も論議する。現行の酒税法施行令によると、濁酒(タクチュ)、洋酒などの伝統酒を製造して販売できる免許を取るには、原料を醗酵させる場所である「麴室」を6平方メートル以上、原料に水などを混ぜて酒を完成させる「タムグム室」は10平方メートル以上なければならない。

観光農園や農漁村の体験村の醸造事業は、このような規制のため「密造酒」に分類される場合が多く、陽性化のために規制を緩和するという。オンライン・ショッピングなどの通信販売の酒類の流通チャンネルの規制も緩和する案も検討される。現在、酒類のうち伝統酒のみ、郵便局で1回50本まで購入できる。



achim@donga.com sublime@donga.com