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与野党が争う選挙? 実状は李明博政権と盧武鉉前政権の対決

与野党が争う選挙? 実状は李明博政権と盧武鉉前政権の対決

Posted May. 13, 2010 07:32,   

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「李明博(イ・ミョンバク)政権 対 盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権の対決?」

13日から、6・2地方選挙の候補者登録が始まり、地方選挙の構図が現政権と前政権の対決の様相に突き進んでいる。野党民主党は、早くも今回の地方選挙を李明博政権に対する中間評価と規定した。選挙スローガンは「やってられない、チェンジしよう」に決まった。与党ハンナラ党は、野党の広域自治体首長の立候補者の大半が親盧(盧武鉉氏系)の人物であるという点に注目した。「『ヨルリン・ウリ党の再来』を牽制してほしい」と逆攻勢に乗り出した。

●「親盧」の復活、鬼が出るか仏が出るか

現在、広域自治体首長選挙に出馬した代表的な親盧系の候補は、盧政権下で首相を経験した民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク)ソウル市長候補と行政自治部長官を務めた無所属の金斗官(キム・ドゥグァン)慶南道(キョンナムド)知事候補、「左に熙正、右に光宰」と呼ばれた民主党の安熙正(アン・ヒジョン)忠南道(チュンナムド)知事、李光宰(イ・クァンジェ)江原道(カンウォンド)知事候補だ。

盧前大統領の「政治的警護室長」を自任した柳時敏(ユ・シミン)元保健福祉部長官と盧政権下で経済と教育の副首相を務めた民主党の金振杓(キム・ジンピョ)議員は、京畿道(キョンギド)知事の候補一本化交渉を行い、13日に確定する計画だ。親盧系は、党籍を離れて全方位で選挙戦の全面に布陣している。

彼らは、盧前大統領の死去一周忌を23日に迎え、「盧風(盧武鉉の風)」が再び巻き起こる場合、現政権に対する審判世論と相まって、形勢を巻き返せると期待している。民主党指導部が連日、現政権の力点事業である主要4河川整備事業と李大統領の統治スタイルの批判に集中するのも、同じ脈絡だ。

しかし、盧風の効果が期待以下であるという主張も多い。野党が審判の対象とする李大統領が50%台の高い支持を受けているうえ、海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」事件の余震が長期化しており、ややもすると「盧風の逆風」が憂慮されるという観測もある。

●ハンナラ党「親盧を狙え」

ハンナラ党は、野党の対政府攻勢に真っ向から対応している。親盧勢力はすでに政治的破産宣告を受けており、「誰が誰を審判するというのか」と「逆審判論」を取り上げている。

鄭夢準(チョン・モンジュン)代表は、12日に国会で開かれた中央選挙対策委員会の発足式のあいさつで、「過去の民主党政権は、韓国の現代史を日和見主義者が勢力を伸ばしたものとし、自尊心を傷つけ、殉国烈士の名誉を汚した」と批判した。さらに、鄭代表は、「北朝鮮の万寿台(マンスデ)芳名録に『人民の幸福が生まれる人民主権の殿堂』と記した勢力を審判しなければならない」とし、07年10月の南北首脳会談の際、万寿台議事堂の芳名録にこのような文章を残した盧前大統領を批難した。

金武星(キム・ムソン)院内代表も、「(民主党が政権を審判すると言うが)審判を受ける対象は、10年間国をだめにし、経済と庶民のために努める李明博政府とハンナラ党を妨害する左派勢力だ」と批判した。

鄭柄国(チョン・ビョングク)事務総長は、親盧グループが民主党の広域団体長候補に全面配置された点に焦点をあてた。そして、「(民主党の)江原の李某、忠南のアン某、ソウルのハン某候補は、ハンナラ党の基準では公認申請すらできない前科者か、捜査を受ける人だ」と主張した。民主党の候補が、「収賄疑惑」事件(韓明淑)、「(朴淵次)ゲート」事件(李光宰)などで裁判を受けているか、不法大統領選挙資金事件で拘束(安熙正)されたことがあることを指摘したものだ。



jin0619@donga.com surono@donga.com