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北朝鮮船舶の済州海峡通過遮断、西海には米第7艦隊が展開

北朝鮮船舶の済州海峡通過遮断、西海には米第7艦隊が展開

Posted May. 20, 2010 03:03,   

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海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没が、北朝鮮の犯行ということが明らかになったことで、政府は北朝鮮に対する措置を本格的に実行することを決めた。

まず、政府は北朝鮮船舶の済州(チェジュ)海峡の通過を許可せず、開城(ケソン)工業団地に対する追加投資を禁止する方針だ。さらに、米国は米海軍第7艦隊を西海(ソヘ・黄海)上に展開し、北朝鮮に対する武力示威を行う予定だという。

政府関係者は19日、「軍民合同調査団が、20日に天安艦沈没原因についての最終調査結果を公表後、強い対応措置を取る。まず、済州海峡の北朝鮮船舶の通過を許可しない方針だ」と明らかにした。05年8月に採択された南北海運合意により、北朝鮮船舶は今年4月末まで計853回(片道基準)済州海峡を通過した。政府が済州海峡の通過を許可しない場合、北朝鮮船舶は遠い公海を迂回しなければならない。

また、政府関係者は開城工団を維持するものの、開城工団に対する追加投資を禁止する考えだと伝えた。政府はすでに、北朝鮮滞在中の韓国人関係者に身の安全を理由に撤収勧告しており、開城工団と金剛山(クムガンサン)を除く多くの韓国人関係者が、北朝鮮から次々に撤収している。

政府は、外交的対応も並行させ、天安艦沈没事件を国連安全保障理事会に付託することを決め、米国と協議している。国連安保理で強力な対北朝鮮制裁決議案を出すには、常任理事国の中国の同意が必要なため、政府は友好諸国とともに中国の説得にあらゆる外交力を集中させる方針だ。

米国も、韓国と歩調を合わせ、北朝鮮に軍事的圧力をかける計画だ。米国は、太平洋司令部所属の第7艦隊を西海上に展開する方針だ。政府関係者は、「第7艦隊空母戦団が展開するのか、駆逐艦と巡洋艦など一部の戦力が西海上に展開するのかは、もう少し様子を見なければならないだろう」と話した。

第7艦隊は、西太平洋の一帯を管轄しており、韓半島有事の際、米海軍の初動対応の戦力でもある。第7艦隊は、航空母艦1隻、指揮艦1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦7隻、上陸艦4隻、潜水艦3隻、潜水艦支援艦1隻、掃海艦4隻で構成されている。

韓米両国軍は、西海上で対潜水能力を高めるため、大規模な連合対潜水艦演習を定期的に実施する案も検討している。



mhpark@donga.com