Go to contents

「北朝鮮の挑発にためらうのは悪習」オバマ大統領が中国に決断迫る

「北朝鮮の挑発にためらうのは悪習」オバマ大統領が中国に決断迫る

Posted June. 29, 2010 08:26,   

한국어

オバマ米大統領は27日(現地時間)、海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件に対する中国の対応に関連し、「節制(restraint)と、継続する問題に意図的に目をつぶることとは違う。今回のことは、北朝鮮が(越えてはならない)線を越えた事例であることを中国の胡錦濤・国家主席が認めることを望む」と述べた。

オバマ大統領は同日、カナダ・トロントで閉幕したG20サミットの記者会見で、日本人記者らが天安艦事件に対する中国の反応をどう考えるかと尋ねると、「中国は北朝鮮と国境を接しており、北朝鮮の崩壊や混乱は、中国の安保に甚大な影響を及ぼす恐れがある。そのため、中国が(一般的な韓半島の懸案に対し)節制した態度を示す場合、彼らの考えを理解する」と前置きし、このように話した。

オバマ大統領は前日の胡主席との首脳会談で、天安艦事件について「大変率直に(very blunt)」話し合ったと述べ、「(天安艦事件は)両者(韓国、北朝鮮)を道徳的に等価に論じる問題ではない。一国が他国に対し、挑発的かつ致命的な行為に関与した。その点を明確にすることが重要だと考える」と述べた。

さらにオバマ大統領は、「李明博(イ・ミョンバク)大統領はこのような状況下でも、自制力を見せてきた」と評価し、「(あえて北朝鮮を糾弾しなくても)平和は訪れると勘違いし、北朝鮮の醜い挑発にためらい、回避することは悪習だ」と強調した。

胡主席は27日、トロントのインターコンチネンタルホテルで行われた李大統領との首脳会談で、「韓国の立場を十分に理解し、国連安保理の対応過程で緊密に協議していく。韓半島の平和と安定を破壊するいかなる行為も糾弾し、反対する」と述べたと、大統領府が伝えた。これは、天安艦事件に対し、中国指導部がこれまで取ってきた態度と同様の水準だ。

李大統領はこれに対し、「北朝鮮の継続する挑発は、韓半島や北東アジア地域の平和と安定に重大な脅威であり、再発防止に向けた国際社会の適切な協力が必要だ」と強調し、胡主席の格別の関心と協力を求めた。



yongari@donga.com