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米軍基地通行証を1枚=数百万ウォンで違法発給、韓国人軍務員摘発

米軍基地通行証を1枚=数百万ウォンで違法発給、韓国人軍務員摘発

Posted September. 03, 2011 07:42,   

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在韓米軍司令部がソウル市龍山(ヨンサン)の米軍基地をはじめ国内の米軍基地に出入りできる通行証の違法取引をしていたことを摘発し、大々的な調査を行っていることが確認された。

2日、軍の高官筋によると、在韓米軍の犯罪捜査隊(CID)は先月末、米軍基地通行証を発給してあげる見返りで金品を受け取った韓国人軍務員のA氏を摘発し調べているという。

龍山の在韓米軍司令部で幹部として勤務しているA氏は、昨年から最近まで、民間団体や機関、個人を相手に1枚当たり数十万ウォンから数百万ウォンの金品を受け取って通行証を発給していたという。米軍側は、A氏が在韓米軍司令部で基地への通行証を発給する業務に直接間接的に関与し、事実上「通行証」の商売をしてきたとみていると、別の消息筋は伝えた。

ある消息筋は、「CIDで最近、A氏の自宅と事務室を家宅捜索し、パソコンの保存資料など通行証発給の見返りで金品を受け取っていたことを示す証拠を確保したと聞いている」と言い、「A氏以外の関連者たちに対しても捜査が行われている」と明らかにした。米軍当局は、A氏の容疑が確認されれば韓国警察に身柄を渡す方針だ。

03年に一部の韓国人が米軍基地の警備員にカネを渡して臨時の通行パスを取り、米軍基地内のカジノを利用していたところを摘発された例はあるが、在韓米軍の正式通行証を違法取引したことが摘発されたのは初めて。

シャーマン在韓米軍司令官など米軍首脳部も、今回の事件を在韓米軍基地のセキュリティや防護態勢に直結する重大事案と見て、徹底捜査を支持したという。在韓米軍は、基地通行証の発給手続きや管理体制に関する総体的な点検に乗り出す方針だという。



ysh1005@donga.com