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北の核兵器威嚇に対応したシナリオ想定、韓米が政治・軍事対応演習

北の核兵器威嚇に対応したシナリオ想定、韓米が政治・軍事対応演習

Posted November. 05, 2011 07:10,   

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韓国と米国が、北朝鮮が核兵器で韓国を脅かす危機状況に対処するために、政治・軍事的に対応する演習を実施する。

国防部は4日、米ネブラスカ州オマハにある米戦略司令部で、8日と9日に拡張抑制政策委員会が主幹する「拡張抑制手段運用演習(TTX)」を初めて実施すると明らかにした。戦略司令部は、米国の核を運用する部隊だ。

TTXは、先月28日にソウルで開かれた韓米安全保障協議会(SCM)で、金𨛗鎮(キム・グァンジン)国防部長官とレオン・パネッタ米国防長官が拡張抑制政策委をさらに発展させることで合意したことによる後続措置だ。韓国代表として林官彬(イム・クァンビン)国防部国防政策室長が、米国からはマイケル・シファー国防次官補代理(東アジア担当)、ブラッドリー・ロバーツ国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策担当)が参加する。

両国の参加者は、北朝鮮の核と関連して発生し得る2、3のシナリオを想定し、政治・軍事的にどのような対策を設けるべきか協議し、演習する。2、3回にわたってTTXを実施し、北朝鮮の核兵器に対応した具体的な運用手段を本格的に適用して抑制戦略を開発する。北朝鮮核の脅威に対応する韓米両国の手段としては、核の傘、通常攻撃戦力、弾道ミサイル防衛(MD)などが検討されている。

国防部は、「北朝鮮が核の脅威に乗り出せば、韓米両国が政治、外交、経済など様々な手段を利用して核を使用できないよう阻止することが、拡張抑制の概念だ」と明らかにした。

これに先立ち、北朝鮮は3日、韓米両国が抑制戦略の開発を計画するなど軍事同盟を強化したことについて、「戦争の火種を爆発させようとする危険千万な挑発行為だ」(朝鮮平和擁護全国民族委員会スポークスマン談話)と非難した。



pen@donga.com