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北朝鮮、東部戦線で長距離砲の対南照準訓練

北朝鮮、東部戦線で長距離砲の対南照準訓練

Posted November. 10, 2011 04:11,   

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北朝鮮が先月末から、江原道(カンウォンド)東部戦線で、韓国に照準を定めた長距離砲訓練を実施したことを受け、軍当局が注視している。

9日軍消息筋によると、北朝鮮は先月末、江原道の東部戦線の最前線で、長距離砲数門を陣地外に出し、砲門を開いて南の方角に向けて配備した。この状況は、軍の対北朝鮮偵察・監視装備によってリアルタイムで把握され、軍当局は、万一の事態に備えて、北朝鮮軍の動向を注視しているという。東部戦線に配備された韓国軍の一部の部隊は、北朝鮮に対する監視警戒態勢を強化したが、その後、北朝鮮に異常な動きは見られないという。

軍当局は、北朝鮮が前方地域に集中配備した長距離砲部隊の通常訓練と判断し、挑発を示す動きではないと判断したと、軍消息筋は伝えた。同消息筋は、「休戦ライン一帯や西北島嶼などの前方地域で挑発と見られる動きも感知されていない」とし、「北朝鮮が長距離砲部隊に対して戦闘指揮点検を実施したようだ」と指摘した。

しかし、先月初めに韓国軍が、延坪島(ヨンピョンド)と白翎島(ペクリョンド)の海上で大規模な射撃訓練を実施した後、北朝鮮軍の動きがおかしいという話が軍の一部で出ている。北朝鮮が延坪島砲撃1周年を控え、長距離砲を動員して韓国軍の態勢を偵察する意図があるという分析もある。

軍関係者は、「哨戒艦『天安(チョンアン)』と延坪島砲撃が証明したように、北朝鮮の奇襲挑発は予測不可能という点で、緊張を緩めることはできない」とし、「北朝鮮が訓練を装って挑発に出る可能性に備えなければならない」と強調した。北朝鮮は今年5月にも、江原道中部戦線の砲陣地坑道から240ミリ放射砲を数門出し、韓国に向けて配備した。



ysh1005@donga.com