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北朝鮮労働者へのチョコパイ、何個配れば良い?

北朝鮮労働者へのチョコパイ、何個配れば良い?

Posted November. 21, 2011 03:06,   

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この頃、北朝鮮の開城(ケソン)工業団地に進出している韓国企業の一番の悩み事は、韓国企業で働いている北朝鮮労働者たちに、1日何個のチョコパイを支給すれば良いのかという問題だ。これは、単純におやつ提供に終わる問題ではないからだ。北朝鮮ではチョコパイはそのままお金になるからだ。

20日、開城工業団地の複数の関係者によると、同団地進出の韓国企業の組織である開城工業団地企業責任者会議は、最近、運営委員会を開き、チョコパイ支給に関する一種のガイドラインが必要であることに見解が一致し、これを南北間協議機構の役割を担っている開城工業地区管理委員会に伝えた。

開城工業団地の事情に詳しい南北フォーラムのキム・ギュチョル代表は「企業別にチョコパイを1日に少なくは3、4個、多くは8、9個まで北朝鮮労働者に支給しているが、統一した基準が必要だ」とし、「北朝鮮労働者たちは、これを工場で食べないで、市場に売っているからだ」と話した。

日本の産経新聞は今年初め、チョコパイ1個が北朝鮮の民間市場で9.5ドル(約1万ウォン)で売れていると報じた。同工業団地の北朝鮮労働者の基本賃金が月63.8ドルであることを勘案すれば大金に違いない。

このため、他企業に比べて支給されるチョコパイが少ない北朝鮮労働者たちは、「おやつと手当てをもってくれ」と要求し、不真面目な態度を見せているという。一部の労働者はチョコパイの代わりに現金を要求する例もあるという。

統一部の関係者は「企業によって事情が異なるため、手当てやおやつまで政府が一括して決めるのは困難だ」と言い、「適正なレベルで自主的に決めるのが望ましい」と話した。



will71@donga.com