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野田首相の遺憾書簡、大統領府が対応を検討

野田首相の遺憾書簡、大統領府が対応を検討

Posted August. 20, 2012 08:23,   

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政府は、日本の野田佳彦首相が李明博(イ・ミョンバク)大統領宛に独島(トクト、日本名・竹島)問題について遺憾を表明する内容の書簡を送ったことに対して、反論の返書を送るかどうか、様々な案を検討している。

政府当局者は19日、記者団に対して、「書簡を送り返すこともでき、書簡に対して韓国の立場を再確認して送る方法もあり、返事をしないことも可能だ」とし、「法的にどのような長所・短所があるのか国際法専門家の意見を聞いて対応を決める」と述べた。独島問題が国際問題に拡大する可能性に備え、書簡に対する対応が国際法上いかなる効力と意味を持つのか、綿密に分析しなければならないということだ。

同当局者は、政府が近く反論する内容の返書を送るという見方については、「急いで決定する事案ではなく、まだ法的検討が終わっていない」と明らかにしたが、日本が攻勢をしかけている状況で、どのような方法であれ韓国政府の考えを明らかにすべきだという意見も少なくない。外交慣例上、外国首脳の書簡を無視することは容易でないという声もある。

さらに同当局者は、日本政府が書簡を送った後、韓国政府が内容を確認する前に日本メディアに公開したことについて、「外交礼儀に反するやり方だ」と不快感を示した。その一方で、李大統領の天皇謝罪要求発言については「誤解があった」と繰り返し、「日本側に申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使を通じて(発言が出た経緯などを)説明している」と付け加えた。

来月、ロシア・ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の期間に、韓日首脳会談の開催は難しいものとみられる。同当局者は、「日本側が(首脳会談を)希望すれば避ける理由はないが、現在のところAPEC首脳会議での韓日首脳会談は計画されていない」と明らかにした。これは、韓日関係がそれだけ硬直していることを示すもので、数日前まで政府内外では、APEC首脳会議での韓日首脳会談の開催の有無とテーマが今後の韓日関係をはかる分岐点になると見られていた。



ddr@donga.com lightee@donga.com