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日本、問題の教科書を通過させることに

Posted March. 02, 2001 11:20,   

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日本の文部科学省は「『新しい歴史教科書を作る集い』の執筆した中学の歴史教科書を今月末頃合格させる方針を決めた」と1日、毎日新聞が伝えた。

同新聞は文部科学省の検定関係者が「同団体が先月22日に提出した第2次修正本で《教科書検定調査審議会議》の意見を受け入れ、最初に提出した内容を大幅修正した」と述べたとしながら、こう報道した。

森喜朗総理は1日、この問題と関連して「我々も見ることの出来ない教科書の内容が日本のマスコミによって流出され、検定の終わらない段階で外国からの多くの声が聞かれることは極めて遺憾と言わざるを得ない」と述べた。

日本政府のスポークスマンである福田康夫官房長官は、韓国政府が外交ルートを通じて憂慮の意を表明したことについて「教科書の検定基準によって教科書検定審査委員会が適切に検定を行なうと思う」としか言わなかった。

一方、終戦後中国で逮捕され、戦犯裁判を受けたことのある元日本軍中心の「中国帰還者連絡会」と「日中友好軍人会」などは、同日、声明を発表して「問題の教科書が教育現場に投入されることだけは絶対に防ぐべきだ」と主張した。



沈揆先(シム・キュソ¥ン)記者 ksshim@donga.com