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国連、「歴史教科書の正確な記録」勧告の決議案採択

国連、「歴史教科書の正確な記録」勧告の決議案採択

Posted August. 17, 2001 10:07,   

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国連人権小委員会は15日、武力紛争期間中に強制した性暴力と性の奴隷など、人権侵害の事例を正確に歴史教科書に記録するよう勧告する内容の決議案を全会一致で採択することにした。

スイスのジュネーブで開かれている第53回国連人権小委員会は、当初、この日に決議案を採択する予定だったが、他の案件討議で議事進行が遅れたが、26名の委員全員の全会一致で同決議案を採択することに合意し、直ちに公式的な議決手続きを踏むことにした。

同決議案はまた、武力紛争期間に強制した性暴力に対する適切な処罰がなされるようにするため、国家は補償がなされない侵害行為に対して効果ある刑事的処罰と賠償を提供するように促す内容を含んでいる。

同決議案には、「日本」という表現が入ってはいないが、日本軍慰安婦と歴史教科書わい曲問題を明示している点から、実質的には日本を指摘したものと見られている。

国連人権機構が人権教育の重要性を強調しながら、歴史的事件に関する正確性を記す方案を保障するように勧告する、決議案を採択することにしたのは今回が初めてだ。