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アフガン攻撃一ヵ月...ビンラデンの居場所特定できず

アフガン攻撃一ヵ月...ビンラデンの居場所特定できず

Posted November. 06, 2001 11:00,   

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米国は4日、B52戦略爆撃機65機を動員し、アフガニスタン北東部のタジキスタン国境付近にあるタリバーン前方基地に100発余りの爆弾を集中投下した。

今月に入り、米国が電撃的にB52戦略爆撃機を動員したのは、7日で一ヵ月を迎える米国のアフガン攻撃が長期戦にさしかかったことを知らせる信号として受止められている。

B52戦略爆撃機は、多量の爆弾を積載し、これを空中投下することで、広い面積に渡って無差別的な絨毯爆撃を加えることができる。21世紀に入って初めて行われる米国の戦争に、1950年代に製作された在来型の爆撃機まで動員されたのは、一ヵ月余りの捜索にも拘らず、未だテロ事件の首謀者と目されているオサマ・ビンラディン氏の隠れ処とタリバーンの核心的な攻撃目標について、米国が今のところ「五里霧中」の状態にあることを意味すると、英BBC放送が4日分析した。

長期戦の兆候は、ラムズフェルド米国防長官が4日、アフガン近隣諸国の支持を導き出すため2度目の歴訪に出る一方、マイアス合同参謀本部議長が「地上軍の兵力を3〜4倍に増強することにした」としながら「今回の戦争は長い旅路に備えなければならない」と述べたことからも克明に現れている。

米国が冬の厳しい寒さと、17日からのラマダン(イスラムの断食月)入りなど不利な状況の中でも長期戦の体制に取りかかったのが、これは当初懸念された通り過去1ヵ月間つづいた、険しい地形のアフガンで小規模の機動性を備えたテロ犯を探し出す努力が水の泡と化したことを認めたに他ならない。

これと同時に、大きく期待されていた反タリバーンの北部同盟が、大きな戦果を上げられなかったことも長期戦を確定づける原因の一つとなった。北部同盟は、戦略上の要衝であるマジャリシャリフを占領すると公言していたものの、1ヵ月近く進展がない。さらに、北部同盟の領土内で活動していた反軍指導者のアブドゥル・ハク将軍が処刑されたことで、米国の軍事作戦に支障を来した。

長期戦に突入する場合、タリバーンの動きは鈍ってくる反面、米国の先端赤外線兵器が威力を発揮するであろう、との楽観論も持ち上がっている。しかしながら慎重論の方が優勢だ。多くの専門家が、長期戦による犠牲を減らすためには、現在同様10〜20名規模の特殊部隊中心の攻撃に主力する一方、最近広がりつつある反タリバーンの蜂起を刺激すべきだと指摘している。そうしてこそ、イスラム圏の非難を逃れるとともに、米国内における「第2のベトナム戦」への懸念を払拭しながら、タリバーンにして再充電を許さない、一石三鳥の成果を期待できるという。



mickey@donga.com