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日本、「韓国の構造調整から習おう」

Posted February. 27, 2002 11:25,   

한국어

「韓国の構造調整から習おう」

最近、日本では韓国についての関心が高まっている。長引く不況に引きずられて

いる日本とは違って、韓国は通貨危機を克服する過程で「成功的な」構造改革を

見せたためだ。

特に、強いリーダーシップを発揮した不良企業の整理と、成長の新しい牽引車と

して浮上したIT(情報技術)ブームが日本人たちに強くアピールしている。

最近、朝日新聞と経済週刊誌「土曜経済」は、韓国が不良企業と不良債券問題を

処理する過程を詳しく紹介し、言葉だけで構造改革を唱えながら何も解決できな

い日本を批判した。

また伊藤忠丸紅鉄鋼の岡崎誠之助社長は、1996年から98年までの韓国滞在

経験に基づいて書いた「韓国は、今」という本の中で、「日本は韓国の構造改革

を見習うべき」と指摘した。三星(サムスン)電子の吉川良三常務の著書「神風

がわく韓国」も、活力あふれる韓国社会を日本と比べて紹介している。

インターネットをはじめとしたITブームについては、羨ましさを越えて苛立ち

まで伝わってくる。電子技術で先に進んでいる日本は韓国より先駆けてITをス

タートさせたものの、実際の活用では韓国に大きくおくれを取っている段階。経

団連の関係者は「韓国のIT産業の発展ぶりを見て、日本の財界では反省の動き

が出はじめた」と語る。日本政府も5年以内でIT強国として位置づけするとい

う目標を掲げて各種の支援対策をまとめているが、なかなかIT産業ブームは起

きていない。

国士館大学の小牧輝夫教授は、「今まで日本は『製造業強国』だから問題ないと

思って油断した結果、新たな時代の変化に素早く対応できなかった」とし、「今

になって各企業がIT分野への参入を急いでいるが、そのための全般的な経済シ

ステムや社会環境はまだ十分に整っていない」と指摘した。