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米芸能界のスター「対イラク攻撃」に賛否両論

米芸能界のスター「対イラク攻撃」に賛否両論

Posted September. 27, 2002 23:02,   

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ブッシュ米大統領の対イラク戦争計画をめぐって、国際社会をはじめ米国内でも賛否両論が分かれるなか、ハリウッドスター級の芸能界の人物らが、イラク戦についての声を出し始めている。

最も先に意向を表明した人々は、韓国内でもよく知らされたバーバラ・ストライザンドとジェシカ・ラング、スチーブン・スピルバーグ、トム・クルーズ。いずれもハリウッドで強大な影響力を行使する人物らだ。

▲ストライザンド、反戦の先頭に〓DPA通信が27日報じたところによると、歌手であり俳優、映画監督である制作者のストライザンドは22日、民主党重鎮のゲッバート上院議員宛てにメモを送り「フセイン大統領は世界貿易センターを爆破しなかった。民主党は守勢から抜け出し、攻撃的に進むように」と促した。

民主党の選挙資金を募金する行事の途中、ゲッバート上院議員に渡されたストライザンドのメモには「石油業界と化学会社、木材業界など特殊な利益集団がブッシュ政権に強大な影響力を行使しているのは公然たる事実だ」と指摘してあった。メモは「これらの集団は確かにイラク戦争で得るものが多いはずだ」とし、ブッシュ政権のイラク戦争計画には「不純な」動機があることを強調した。

映画『郵便配達はベルを二度鳴らす』『キングコング』『トゥッシー』などでよく知られた女優ジェシカ・ラングは26日、スペインのサン・セバスティアン映画祭に出席して記者会見し「イラクへの攻撃は、米国の憲法精神にも外れ、非道徳的だ」として強く非難した。

ラングは「なぜ誰もブッシュ大統領をとめようとしないのか理解できない。わたしはブッシュ大統領とブッシュ政権を憎悪し軽蔑する。私が米国出身というのが恥ずかしい」と話した。

▲スピルバーグとクルーズはブッシュを支持〓映画『マイノリティリポート』の広報のためイタリアの首都ローマを訪問中のスピルバーグ監督とクルーズは、26日記者会見し、ブッシュ政権のイラク攻撃計画への支持の意向を表明した。

スピルバーグ監督は「ブッシュ大統領がフセイン大統領の大量破壊兵器製造について信頼できる情報を持っているならば、米政府の政策を支持せざるを得ない」との見方を示した。スピルバーグ監督は「ブッシュ政権の政策は、確実な根拠を持っている」と付け加えた。

クルーズも「わたしは、ブッシュ大統領ほどの多くの情報を持っていないが、フセイン大統領が数多くの反人道的な犯罪を行ったと信じている」と話した。

一方、英国の劇作家ヘラルド・ピンターと映画監督のケンローチ、女優のキャサリン・マコーマックなど英国文化界の人物100人余は、最近「イラク戦争は途方もない後遺症を産むはずであり、二度と閉じられないパンドラの箱を開けることになるだろう」として警告の意を示す公開書簡を首相室に渡した。



金晟圭 kimsk@donga.com