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米、地上軍、爆撃機など湾岸にぞくぞく配置

米、地上軍、爆撃機など湾岸にぞくぞく配置

Posted December. 31, 2002 22:05,   

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米国は、新年早々から大規模な地上軍と軍用機を中東に配置することを決めるなど対イラク攻撃への準備に拍車をかけている。イラクは、米国が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とイラクに対し、二重基準を適用していると非難した。

▲戦争準備〓AP、AFPなど外電は、12月30日、米国防総省幹部の話として「米軍は、新年初めから湾岸に数千人の戦闘部隊と爆撃機、戦闘機などを新しく配置する、大々的な兵力増強を始めるだろう」とし、「ラムズフェルド国防長官がこうした計画を承認した」と配信した。

米空軍に対しては、F−15戦闘機とB−1爆撃機、航空捜索救助隊を、先週、湾岸地域に移動させる命令が出されており、海軍も2つの空母艦隊を湾岸地域に配置するための準備態勢に突入するよう通告を受けている。

米国防総省の説明によると、現在、クウェートに駐留中の米軍1万2000人を含め、湾岸地域に約6万2000人にのぼる米軍兵力が集結しており、必要とする地上軍を投入するには2〜3週間しかかからないという。

▲イラク「二重の基準」を非難〓イラクは30日、米国が湾岸地域に軍事力を増強配置するなど対イラク戦争への準備に拍車をかけているとし、北朝鮮の核問題については外交的な解決策を追求するなど二重の基準を適用していると非難した。

イラクの政権党、バース党の機関紙アル・サウラは、米国が国連視察団に協力しているイラクに対しては戦争を準備し、国際原子力機関(IAEA)の査察要員をを追放した北朝鮮とは平和的な解決策を模索するのは不公平だと指摘した。

同紙はまた「イラクが国連査察団に全面的に協力しているにもかかわらず、なぜ米国と英国はイラクを続けて脅しているのか分からない」としたうえで、「イラクがアラブ諸国であるためか、産油国であるためか、でなければ米政府内のシオン主義者らのロビーのためか」と反問した。

▲米ワシントンポストの暴露〓同紙は30日「イラクが国際条約に違反し、日常的に化学兵器を使用していた1983年、当時のラムズフェルド特使がバグダッド入りし、フセイン大統領と交渉して米イラクの国交正常化への道を開いた」と暴露した。同紙はまた「米政府は、レーガン大統領とブッシュ前政権の承認を受けて、イラクに炭そ菌など各種の大量破壊兵器を販売した」との見方を強調した。



朴來正 ecopark@donga.com