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米英提示のイラク核計画証拠、偽造の可能性

米英提示のイラク核計画証拠、偽造の可能性

Posted March. 16, 2003 22:16,   

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米国と英国がイラクの大量破壊兵器計画を立証する資料として提出した文書が偽造されたものだという主張が提起され、米上院情報委員会のJ・ロックフェラー議員(民主)が14日、連邦捜査局(FBI)に捜査を求め、波紋を広げている。

波紋の原因は7日、エルバラデー国際原子力機関(IAEA)事務局長が国連安全保障理事会への報告で、米国と英国が昨年末、イラクの大量破壊兵器開発の証拠としてIAEAに提出した資料が操作されたか、正確ではないと暴露したことから始まった。

AP通信によると、偽造の疑惑を受けている資料は第3国で作られ、米国と英国の情報機関に提供されたという。この文書にはイラクが西アフリカのウラン生産国であるニジェールからウランを購入しようとしたという内容が盛り込まれている。

ロックフェラー議員はFBI長官に送った手紙で、「米国政府が文件を偽造することに加わった可能性があるという憂慮が払拭されることを期待する」としながら、米国と英国の情報機関が、文書に記載された名前や署名などが偽造されたという事実をどうして事前に察知できなかったかなどを明らかにするよう促した。

しかし、パウエル米国務長官は13日、下院歳出委員会での証言で「米政府はどんな偽造行為にも関わっていない」と強調した。

これと関連し、ニューズウィーク最新号は操作疑惑を受けている米国と英国が、お互いその責任を転嫁しているため、両国関係に異常気流が感知されていると伝えた。



金正眼 credo@donga.com