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北朝鮮核問題で米国に経済圧力構想

Posted June. 01, 2003 21:47,   

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ウォルフォウィッツ米国防副長官は先月31日、米国は北朝鮮経済に圧力を加えることで、北朝鮮の核危機を解決できるものと期待していると明らかにした。

ウォルフォウィッツ副長官は同日、シンガポールのシャングリラホテルで開かれた第2回アジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)でこのように述べ、「北朝鮮はすでに経済的に崩壊直前にある。この点を(北朝鮮の核問題解決の)核心ポイントと見ている」と語った。

さらに、イラクの場合は石油がフセイン政権を支えていたため、経済的圧迫手段の使用が困難であったが、北朝鮮は状況が異なると述べた。

しかし、いかなる方式の経済的圧力を加えるかについて、具体的に言及しなかった。

ウォルフォウィッツ副長官は、「軍事行動をとるとか、多額の賄賂(経済支援)を北朝鮮につぎこんだとしても、短期間で問題を解決することはできないだろう。すべてのアジア国家が忍耐強く北朝鮮への圧迫に共同戦線をはるほか、代案はない」と述べた。

また、北朝鮮への先制攻撃の可能性についての質問を受けて、「先制攻撃は、関係国家間に強力な合意があって、はじめて可能だ」と述べ、否定的であることをほのめかした。

今回の会議には、韓国、米国、日本、インドネシアを含むアジア24ヵ国の国防関係者や専門家が参加した。ウォルフォウィッツ副長官は、会議参加後の1日に韓国を訪問した。

一方、ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は北朝鮮の核問題について、「北朝鮮の方式では事態の解決が不可能であることを、全ての国が北朝鮮に明確に認識させる必要がある」と述べたと、毎日新聞が先月31日付で報じた。

ライス補佐官は、ブッシュ米大統領の欧州、アジア、中東歴訪の前に開かれた記者懇話会で、「北朝鮮の核解決には、いかなるオプションも排除してはいない」という方針を再確認し、「しかしブッシュ大統領は、核問題の平和的解決が可能だと考えている」と強調した。



朴元在 leejaeho@donga.com parkwj@donga.com