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「韓国、2カ所ともに派兵を」

Posted April. 14, 2004 22:04,   

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イラク北部クルド人が、現地を訪問中の韓国国防部調査団に、韓国軍の復興活動をアルビルやスレイマニヤのある一方に限らせないよう、要請したことが分かった。韓国政府は現在、クルド人自治区域のアルビルとスレイマニヤのうち1カ所を選んで派兵する計画だ。

匿名を求めたクルド民主党(KDP)のある高官は13日「韓国政府が復興支援を目指し派兵するのならば、一つの地域を選定せず、クルド地域全域で任務を遂行してくれるよう願いたい」と話した。クルド地域は、韓国の約3分の1にあたる面積だ。

この高官は続いて、イラク内のクルド人の二大政党であるKDPとクルド愛国同盟(PUK)が、韓国調査団の訪問を控えて会議を開き、そのように決定しており「韓国調査団がサラフディンのKDP中央党事務所を訪ねた際、そうした意見を伝えている」と付け加えた。

KDPは、ドフクを含むアルビルで政治的な主導権を行使していて、PUKはスレイマニアを制圧していることから、これら2政党の今回の合意が、韓国政府の派兵地域決定の過程にどんな影響を及ぼすものか、注目されている。これについて国防部は「まだ、確認していない情報」と話した。