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日米、来年から北朝鮮ミサイル迎撃で合同演習

日米、来年から北朝鮮ミサイル迎撃で合同演習

Posted June. 07, 2004 22:25,   

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米国は、日本を、アジア太平洋地域はもちろん中東地域を対象にした軍事戦略の拠点にするため、本格的な軍再配置の計画を進めている。この計画には、基地の共同使用のほか、太平洋を担当する米陸軍・軍団司令部の日本への移転まで含まれている。これによって、日本と米国の軍事協力が密接な「常時作戦体制」につながり、北東アジアの軍事地図が大きく変わるものと見込まれる。

7日付の朝日新聞は、米政府が、沖縄に駐留中の海兵第3師団・隷下砲兵部隊一部の兵力600〜700人を、北海道内の陸上自衛隊基地内に移動する案を進めている、と報じた。こうした基地を「共同で使用する」案について、日本政府は、前向きな反応を見せているものとされる。米軍は、北海道訓練場で1984年以降、陸上自衛隊と共同演習を行ってきたが、日本の自衛隊と一緒に常駐したことはない。

それとともに、日経新聞は同日付で、日米両国が北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」などを迎撃するための大規模な共同軍事演習を来年から実施する予定だと外交消息筋の話として伝えた。これと関連し、日本の航空自衛隊総司令部を日本の米空軍司令部がある横田基地に移し、有機的に作戦を繰り広げる案が進められている。

また、太平洋圏域を所轄する米陸軍第1軍団司令部を米本土ワシントン州から神奈川県内の在日米軍・座間基地に移す計画も進められているもようだ。しかし、中国・北朝鮮などが、日本がミサイル防衛(MD)体制を導入することに強く反対しているうえ、日米両国の大規模な共同軍事演習は、日本の憲法が禁じている「集団的な自衛権の行使」と受け止められる余地が大きいことから、議論が広がるものとみられる。



hanscho@donga.com