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北朝鮮の軍首脳の長男が米国亡命? NHK放送

北朝鮮の軍首脳の長男が米国亡命? NHK放送

Posted November. 04, 2004 23:14,   

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日本のNHK放送は4日、北朝鮮労働党作戦部長の呉克烈(オ・グクリョル、73)大将の長男、呉セウク氏が米国に亡命した可能性があると報じた。

同放送は韓国の情報筋の話として、セウク氏が昨年末頃に北朝鮮清津(チョンジン)から船を利用して北朝鮮を脱出して行方をくらましており、日本を経て米国に亡命した可能性があると伝えた。

また、セウク氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記の親衛隊の一員として活動しており、彼の直接的な指示で軍内部の動きを調査してきたと報じた。

NHKはセウク氏の北朝鮮脱出から、北朝鮮権力層内部に変化が生じた可能性があると分析した。呉克烈部長はミャンマー・ヤンゴンでのアウンサン爆破事件、李韓永(イ・ハンヨン)テロ殺害事件などを主導したことで知られ、北朝鮮労働党の対南事業部署である作戦部を担当している。

1960年代、北朝鮮軍空軍司令官を経て1980年代は北朝鮮軍総参謀長を勤めたこともあり、金総書記と子供時代は一緒に育てられ、酒友達として知られるほどの信任を受けていることで知られている。また、労働党の張成澤(チャン・ソンテク)組職部第1副部長と一緒に軍部の実権者で、次期の北朝鮮後継構図に近い人物として取り上げられたりした。

しかし、最近、張副部長の失脚とともに呉部長の息子の亡命説までが出回り、金総書記が「危ない」側近たちに対して内部整理に踏み切った可能性も一部ではささやかれている。

一方、9月に発行された日本のニュース週刊誌「アエラ」が単独入手して報じた金総書記秘書室の日報には、今年1月27日付で「呉克烈部長に指示。日本関連職員らは外部に顔が知られていない人だけを選ぶ」という内容があった。また、金総書記の専属料理士だった藤本氏は、2003年に出した回顧録で「1998年頃、呉克烈の息子がクーデターに参加して処刑されたという話を聞いた」と明らかにしている。

一方、親衛隊出身のある北朝鮮脱出者は、「高官の子息は親衛隊に入ることができないため、呉氏の親衛隊活動説は事実ではなさそうだ」と話した。北朝鮮の軍高級将校出身のある脱北者は、「約10年前、呉部長の一人息子が、前方で大隊長に服務したという話を聞いたことがある」とし「軍内部の動きを調べていたということから、その後、防衛司令部に勤めた可能性がある」と話した。



zsh75@donga.com