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米下院委員長「韓国は敵が誰かを明らかにすべきだ」

米下院委員長「韓国は敵が誰かを明らかにすべきだ」

Posted March. 11, 2005 22:33,   

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ヘンリ・ハイド米下院国際関係委員長は10日、「韓国は誰が敵なのかを明確に言うべきであり、対北朝鮮経済支援を見直さなければならない」と促した。

ハイド委員長は同日、「6者協議と核問題」を点検するための国際関係委聴聞会で「韓国国防白書の主敵の表現の削除は、ソウルから出てくる安保問題と関連して混乱を招く信号だ」とし、このように述べた。

ハイド委員長の発言は、北朝鮮の核保有宣言(2月10日)以後、米議会で形成されている強硬な気流と無関係ではないと分析される。聴聞会で出た主な発言は次のとおり。

▲ハイド委員長〓米国と韓国は北朝鮮の核問題の解決に向けて団結しなければならない。両国間の誤解は、北朝鮮に利用されるばかりだ。北朝鮮の、完全かつ検証可能で取り返しの付かない大量破壊兵器の破壊以外の代案はない。

韓国と中国は北朝鮮に降り注いでいる支援の程度を見直さなければならない。北朝鮮の核冒険を取り扱うことに失敗すれば、アジアの既存の安保均衡が大きく影響されるだろう。

韓国の04年の国防白書は、混乱を招く明確な不純を盛り込んでいる。平壌(ピョンヤン)が主敵であるという部分を削除したが、平壌の変わらない敵意は、韓米同盟の主な根拠だ。白書は韓国で紛争が発生すれば、米国が69万人の米軍を派遣するだろうと書いている。我々の助けが必要であれば、敵が誰なのかはっきり言わなければならない。

▲ウィリアム・ペリー元国防長官(クリントン政権の対北朝鮮政策調整官・現スタンフォード大学教授)〓北朝鮮の核保有は、我々が軍事的衝突を辞さない用意を持なければならないほど、非常に深刻な事案だ。

韓国での戦争はあまりにもたくさんの死傷者を出しかねないだけに、あらゆる外交的代案を尽くした後で、考慮しなければならない。しかし、外交的代案は信頼できるほどの軍事行動の威嚇を伴うとき、成功の可能性が高い。

時間は我々の味方ではない。我々が北朝鮮と対話をする間、北朝鮮は核兵器を増やしている。韓国、中国、日本は北朝鮮の核に対して米国と同じ憂慮を持っていないようだ。

▲ジェームス・リリー元駐韓米大使〓中国のある幹部は、「米国と日本の台湾安保に対する関心表明が、北朝鮮核問題の解決に向けた中米両国の協力を難しくする」と述べた。

北朝鮮は、韓国と中国が、米国の軍事攻撃に反対すると確信している。北朝鮮は国際社会の援助を望みながらも、核プログラムはそのまま推進しようとしている。北朝鮮は核能力の不確実性を利用して我々を混乱させている。北朝鮮の弱点は経済であり、韓国と中国が我々と協力するようにしなければならない。



權順澤  maypole@donga.com