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中日関係、またも急激に冷え込む

Posted May. 25, 2005 03:21,   

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中国と日本の関係がまた冷え込んでいる。中国の呉儀副首相が23日、小泉首相との会談を一方的に取り消して帰国したことによるものだ。

日本は中国の外交的な無礼を連日批判しているが、中国は小泉首相の靖国神社参拜を挙げて、日本に責任を転嫁させているため、両国関係はしばらく妥協点を見出し難い見通しだ。

▲日本、「国際的なマナーもない中国」〓町村信孝外相は23日午後、「理由も明らかにしないまま最後の段階で会談を取り消したのは、このほど中国の浮浪者デモ隊が在中日本大使館で犯した破壊行動と全く同じだ」と強く批判した。武部勤自民党幹事長も、「理由も言わずに帰ってしまうなんて、国際的な礼儀上では考えられいないことだ」と批判した。

これと関連し産経新聞は、「1998年当時、エリツィン大統領が橋本竜太郎首相との会談を取り消したことがあるが、呉副首相は小泉首相より下であるという点で、はるかに無礼なことだ」と厳しく批判した。

▲中国、「日本が先に信義を破った」〓沈国放・外交部部長補佐(次官補級)は24日、

「呉副首相の訪日期間中に日本の指導者たちが靖国神社参拝問題を取り上げたのは極めて不適切だった」とし、会談取り消しの背景を説明した。

特に会談の拒否は呉副首相が本国に申し入れ、指導部がこれを受け入れたものだと共同通信が24日、中国の消息筋の話として報道した。

呉副首相は、小泉首相が16日国会で「戦没者に対する追悼をどういうふうにすればいいのかは他の国が口出しするような問題ではない」と発言したことについて、「同じような言葉を会談の席で聞くのは我慢できない」とし、本国に会談の拒否を要請し、22日夜、指導部から同意の書信をもらったという。

中国を訪問した武部自民党幹事長が21日、王家瑞・中国共産党対外連絡部長との会談で、靖国神社問題に対する中国の批判を「内政干渉」と言って、王部長の強い反発を買ったのも今回の事態を招いた要因の一つだった。

全体的に中国は、胡錦涛・国家主席と小泉首相が先月23日、インドネシア・ジャカルタで首脳会談を行った際、両国の関係回復に向け共同で努力すると合意しておきながら、日本が先にこの合意を破ったという反応だ。

▲しばらくは神経戦続く見通し〓香港の時事評論家・劉鋭紹は、「中日関係は過去の歴史だけでなく、台湾問題、釣魚島をめぐる領有権紛争、日本の国連安全保障理事会常任理事国進出に向けた動きによる地域主導権をめぐる争奪戦などが重なり、しばらくは冷却状態が続くだろう」と予想した。胡錦涛主席がこのほど、台湾の野党指導者の中国訪問で台湾問題において有利な立場を確保しただけに、対日関係においても当分は強硬な姿勢を保つだろうという説明だ。



黃有成 趙憲注 yshwang@donga.com hanscho@donga.com