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新聞をきちんと読めば頭がよくなる

Posted January. 03, 2006 03:04,   

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「新聞は脳を訓練する最高の道具だ」

日本東北大・未来科学技術共同研究センターの川島隆太(医学博士)教授が先月出版した『脳を鍛える新聞の読みかた』で下した結論だ。川島教授は、脳のどの部分にどんな機能があるかを究明する研究において、日本内最高の権威者の一人であり、同分野の著書だけでも10冊以上出版している。

川島教授は、著書『脳を鍛える新聞の読みかた』で、脳の最も重要な部分は、思考力・行動の制御・コミュニケーション・記憶など高等な精神作用を担当する前頭前野であり、脳の老化現象は前頭前野が衰えることから来るもの、と説明した。

記憶していたものをよく思い出せなかったり、感情や行動を抑えることが難しかったり、すぐに怒ったりする現象は、いずれも前頭前野の機能低下にかかわりがある、とのこと。それを防ぐためには、われわれが運動を通じて体力を維持するのと同じく、脳も着実に鍛えなければならない、と川島教授は強調している。もちろん、古典や名作でもこうした訓練が可能だが、新聞は日常の生活から常に接する読み物であることから、抵抗感が少ない、というのが川島教授の説明。

しかも、新聞には文章だけでなく、数値と図表などがさまざま入っているため、はるかに多彩な訓練が可能だとのこと。川島教授が提案する基礎的な訓練法は、音読み、計算、筆写の3種類。それを東亜(トンア)日報の紙面に応用してみると次の通りだ。第一、オピニオンの固定コラム「フェンソルスソル(ちんぷんかんぷん)」を声を出して読む。

早く読むほど前頭前野が活性化するので、徐々にスピードを速める。第二、天気予報の記事にある地域別の最高気温と最低気温を足してみる。脳を訓練するときは、複雑な計算より、すでに慣れている単純な計算が効果的だ。これもまたスピードが重要だ。第三、1面トップの記事の前部300字くらいをまめに書いてみる。1度ハングルで書いた後、可能ならば漢字を混ぜて再び書いてみる。スピードは気にしなくてもいい。



iam@donga.com