ブッシュ大統領が２８日、１９７７年に北朝鮮に拉致されその後、死亡したとされている日本の横田めぐみさんの家族と０２年に脱北した金ハンミ（６）ちゃんの家族に、ホワイトハウスの執務室で１時間近く会うことを決めたとワシントンの外交筋が２７日、明らかにした。
ワシントンの消息筋によると、ブッシュ大統領は、北朝鮮人権週間（２２〜２８日）の最終日の２８日、両家族を執務室に招待してこれまでの労苦をねぎらい、北朝鮮の人権改善の重要性を言及するもようだ。
金さん一家は脱北後、０２年５月に中国瀋陽の日本総領事館に駆け込もうとしたが、中国公安につかまった。金ハンミちゃんは当時２歳だった。
いっぽう、ホワイトハウスのマクレラン報道官は同日の定例会見で、「米国は、（金正日）政権下で北朝鮮住民が経験している苦境と困難を大変憂慮している。この問題は、ブッシュ大統領の主要の関心事だ」と述べた。
さらに、「ブッシュ大統領は、北朝鮮人権問題を（中国の胡錦涛国家主席など）各国指導者との会談でよく取り上げた。ブッシュ大統領は、（北朝鮮の人権の惨状を）世界が黙認してはならないと信じている」と付け加えた。
srkim@donga.com
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