米政府からすでに難民の地位を認められた北朝鮮脱出者(脱北者)6人が今月中に米国入りする見込みだ。
ワシントンの複数の外交筋は2日、「脱北者6人が中国付近の第三国で、米政府の保護のもと難民認定のための審査をパスした。5月中に米国入りするだろう」と明らかにした。脱北者らはロサンゼルスに到着するものとされる。
ある消息筋は「現在、6人のほかにも一部の脱北者が第三国で米政府の審査を受けているだけに、難民認定を受ける脱北者は最大で10人前後に増えるだろう」と述べた。
その脱北者たちは、児童人身売買の被害者、拉致被害者、北朝鮮を脱出する過程で北朝鮮または中国の監獄に収監された人たちとされる。また、一部は人身売買で中国人に売られた後、子どもまで生んだが、脱出したもようだ。
別の消息筋は「米政府が個別の審査を通じて、許可対象のひとり一人が最悪の人権状況に置かれていることを確認した」と伝えた。
北朝鮮人権問題を担当するレフコウィッツ米大統領特使は3月、東亜(トンア)日報とのインタビューで「児童・人身売買被害女性に難民の地位を付与するのを優先的に検討したい」と述べたことがある。
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