Go to contents

「核放棄なければ…、米は最後には軍事行動」 中国専門家が語る北核の行方

「核放棄なければ…、米は最後には軍事行動」 中国専門家が語る北核の行方

Posted January. 03, 2007 03:00,   

한국어

「北朝鮮が核を最後まで諦めなければ、米国は結局、軍事的な手段を動員して北朝鮮の核を除去しようとするだろう」

中国内で最高の韓半島問題研究家の張璉グェエ中国共産党中央党校教授は2日、「現在としては北朝鮮の核問題がまったく解決の兆しを見せていない」と説明した。

張教授は、「北朝鮮が核兵器を開発したのは、まず米国の核の脅威に対抗し、南北関係で主導権を握るため」とした上で、「6者協議はもちろん、二国間会談を開くとしても、北朝鮮に核を諦めさせるのは難しい」と述べた。

詳細な一問一答は次のとおり。

——北朝鮮が核を諦めないと言う根拠は?

「まず経済的な見返りや政治・軍事的な安全保障など、北朝鮮の要求が多すぎて、米国をはじめ残りの国が受け入れ難い状況にある。また、米国が現在示している補償案は、北朝鮮を満足させられないものだ。特に、北朝鮮は核兵器がなければ、米国への対抗手段がなくなるため、北朝鮮はたとえ相手がさらなる譲歩をするとしても、決して核を諦められない」

——北朝鮮が核を諦めなければ、国際社会の制裁がさらにエスカレートするはずだが。

「北朝鮮が核を諦めなければ、米国は中国に正面から働きかけてくるだろう。結局、中国は食料と石油の対北朝鮮支援を中断せざるを得なくなるだろう。しかし、そうだとしても北朝鮮が核を諦めることはないと思う」

——中国が食料と石油の支援を中断すれば、北朝鮮の経済が破綻し、ひいては北朝鮮体制が崩壊するという主張もあるが。

「たとえ中国が食料と石油の支援を中断するとしても、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権が容易く崩壊することはない。北朝鮮は他の国と違って、多くの人が飢え死にしても政権が崩壊することはない。北朝鮮には金正日政権を崩すような反対勢力が全く形成されていない」

——北朝鮮が最後まで核を諦めない場合、米国の出方は?

「米国は最後は、軍事行動に踏み切るだろう。もうさらに強力な制裁にも関わらず、北朝鮮が核を諦める意志がないということが確認されている以上、韓国と中国いずれも米国の軍事行動に反対するのは難しい。なぜなら、韓国や中国に一番重要なのも韓半島の非核化であるためだ」。

——米国が軍事行動に踏み切る時期は、いつ頃と考えているのか。

「今年または来年までは、交渉が続くものと見ている。しかし、来年を越そうとはしないだろう」

——米国と中国がお互いに密約を結んで、北朝鮮の金正日政権を非核親中政権に変えようとする可能性があるという噂があるが。

「中国はこれまで、そのようなやり方で事を進めたことはない。それは望ましくなければ、可能性もほとんどない」



orionha@donga.com