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元米政府高官「次期米政府との核交渉、北朝鮮に有利でない」

元米政府高官「次期米政府との核交渉、北朝鮮に有利でない」

Posted June. 07, 2007 03:05,   

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もし北朝鮮が米国の次期政府と核交渉するほうが有利だと判断しているなら、これは危険な戦略だと、クリントン政府で対北朝鮮調整官を務めたウェンディ・シャーマン氏(オルブライト・グループの責任者)が5日、指摘した。

シャーマン氏は、駐米大使館広報院が主催した講演で、北朝鮮が、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の資金2500万ドルの送金問題を理由に、6者協議の合意の履行約束を守っていない点を指摘し、「北朝鮮の最高指導者である金正日(キム・ジョンイル)総書記が、米国の次期政府が発足するまで待つことに決めた可能性もあるが、これは危険な戦略だ」と主張した。

そして、「(この場合、米国国内で)北朝鮮に対する不信が深まり、そうなれば、もし民主党が政権を獲得しても、すでにかなりの時間が流れて多くのことが起るため、より難しい交渉をしなければならなくなるだろう。待つことは、北朝鮮の利益にならない」と述べた。シャーマン氏は、「北朝鮮は、BDA問題を解決するという米国の約束を信じ、6者協議の合意を履行しなければならない」と主張した。



sechepa@donga.com