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「和平協定は北朝鮮にかかっている」金正日総書記にメッセージ

「和平協定は北朝鮮にかかっている」金正日総書記にメッセージ

Posted September. 08, 2007 06:55,   

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7日、オーストラリアのシドニーで開かれた韓米首脳会談で、韓半島和平体制論議が急浮上する可能性が高まった。ブッシュ米大統領が、北朝鮮の非核化を前提に、韓国戦争の終戦宣言をし、和平協定に金正日(キム・ジョンイル)総書記と共同署名が可能だという考えを明らかにしたためだ。

特に、核の完全な廃棄を目標とする6者協議が、核の無能力化段階に順調に進入する状況で、10月2日から4日に開かれる南北首脳会談が、韓半島和平定着に向けた一定の成果を出す場合、ブッシュ大統領と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「シドニー宣言」が、早期に現実化するものとみえる。

▲和平体制論議、噴出するか〓7日、韓米最高指導者が明らかにした政治的決断の表明は、これまで米国に対して敵視政策の撤回を求めてきた北朝鮮の金正日総書記にも、肯定的な信号を送り、韓半島和平協定締結論議を促進する契機になるものとみえる。

特に、第2回南北首脳会談を支持し、会談で和平協定締結の自分の考えを金総書記に直接伝えてほしいというブッシュ大統領の発言は、任期内に北朝鮮核問題を解決し、自分の外交的政治功績を残すという意志と読める。単なるリップサービスではないという分析が支配的だ。

実際に、ブッシュ大統領は、以前にも数回にわたって韓半島非核化と和平定着の考えを表明してきた。

昨年11月、ベトナム・ハノイで開かれた韓米首脳会談で、ブッシュ大統領は初めて「北朝鮮が核を放棄すれば、韓国戦争の公式終了宣言ができる」と明らかにした。また先月31日、アジア太平洋地域のマスコミとのグループインタビューでも、「任期内に(北朝鮮の核廃棄と米朝国交正常化を含む)北朝鮮問題を解決できる」という自信を披瀝した。

▲休戦協定を和平協定に代えるには〓休戦協定に代わる和平協定を締結するには、韓国戦争に対する終戦宣言が先行されなければならない。同日、ブッシュ大統領のメッセージを受けた盧大統領としては、来月の南北首脳会談で韓国戦争の終戦宣言問題を深く話し合う可能性もある。

同過程で、ブッシュ大統領と南北首脳が一堂に会して、終戦宣言協定書に署名する歴史的なシーンが演出される可能性もある。ブッシュ大統領も、「金総書記とともに文書に署名が可能だ」と明らかにし、その可能性を排除しなかった。

このようなイベントが実現するとすれば、場所は国連軍が管轄する板門店(パンムンジョム)になる可能性が高い。

戦争の一当事者である中国も、好意的な反応だ。同日午前に開かれた韓中首脳会談で、盧大統領と中国の胡錦濤国家主席は、「適切な時期」に韓半島和平体制を論議するということで、意見が一致した。

▲イラク派兵延長?〓盧大統領は、韓米首脳会談で、イラク派兵問題と関連し、「昨年の国会で、年末まで任務を終結することを決議した」とし、「今後、国会と多くの対話と協議を通じて、韓国が同盟国としてできることを模索する考えだ」と明らかにし、派兵延長を示唆したのではないかという観測が流れている。

昨年、国会で決議されたザイトゥーン部隊の派兵延長同意案には、派兵期限を12月31日までとなっている。

白鍾天(ペク・チョンチョン)大統領統一外交安保政策室長は、「ザイトゥーン部隊の任務は、すでに国会で年末までに任務の終結を報告することになっている」とし、「第1回国会報告時、後半期イラクの全般的な状況を再び点検し、返事をすると言った。その答に対しては、いくつかの案を考えている。その方向によって、国会に報告しなければならず、国会と協力する必要があると考える」と説明した。

派兵主務省庁である国防部と関連省庁が、9月中に任務終結計画書を作成し、これをもとに国会と相談して、延長するかどうかを検討するという意味が含まれた発言と解釈される。



triplets@donga.com jin0619@donga.com