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日本「ゆとり教育を反省」

Posted October. 29, 2007 03:32,   

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日本の中央教育審議会(中教審)は、中間報告書で、ゆとり教育が難関にぶつかった原因を分析し、「授業時間を大幅に削減したため、基礎知識を十分に習得できなくなり、思考力と表現力も育てることができなかった」などの反省項目を列挙する予定だ。

中教審は96年から、思考力や表現力、思いやりなど、「生きていく力」を育成することを公教育の目標として提唱してきた。

02年から施行された現行の学習指導要領は、詰め込み主義教育を改善するという名分によって、小中学校の学習内容を以前より約30%削減し、授業時間も約10%減らした。

中間報告書の反省項目には、授業時間の削減のほかにも、△「生きていく力」の概念と必要性を教師と父兄に十分に説明できなかった、△子どもの自主性を尊重したことで、学生指導をためらう教師が増えた、△家庭と地域の教育能力が低下している事実を十分に把握できていなかったという内容などが含まれるもようだ。

中教審は、ゆとり教育が難関にぶつかった原因の一つとして、「ゆとり」を強調しすぎたため、教師が基礎知識を教えることまで詰め込み主義教育と誤って理解した点を挙げた。

文科省が提出し、中教審が現在審議中の学習指導要領改正案は、英語、国語、数学などの主要科目の授業時間を10%増やし、選択科目を大幅に縮小する内容を盛り込んでいる。

文科省は、このように事実上ゆとり教育を廃棄する方向に政策を旋回しながらも、公式的には「ゆとり教育の理念は間違っておらず、運用上の問題にすぎない」と主張している。

にもかかわらず、諮問機構である中教審が「反省文」を発表するのは、誤った点を具体的に説明しなければ、一線の学校が教育政策を転換する理由を十分に理解できないと判断したためだ。



iam@donga.com