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ビザ無しの米旅行、来年1月から可能に

Posted September. 26, 2008 07:35,   

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柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官は24日、米ワシントンでマイケル・チャートフ国土安全保障省長官と面談を行い、韓国の米ビザ免除プログラム(VWP)加入の最後の変数だった「旅行者の犯罪情報交換」についての最終的な実務交渉に決着をつけた。これを受け、来年1月から、韓国国民はビザ無しで米国を旅することができる見通しだ。

米ビザ免除を巡る疑問を質疑応答(Q&A)形式で解説する。

Q.VWPが実施されれば、米国を訪問する人は皆、ビザを取らなくてもいいか。

A.必ずしもそうではない。VWPは観光や家族への訪問のための目的などで、最大90日間の短期間の滞在者に適用される制度だ。したがって、留学や移民が目的なら、ビザを取らなければならない。また、観光や家族への訪問でも、90日以上滞在する場合はビザが求められる。航空便ではなく陸路や船で米国に入国する場合はVWPは適用されない。

Q.VWPの恩恵を受けるためには必ず、電子パスポートが必要なのか。

A.必要となる。VWP実施後も電子パスポートではなく従来のパスポートを所持している場合、米国旅行にはビザを取らなければならない。VWPの恩恵を受けるためには従来のパスポートの有効期限が残っていても、新たに電子パスポートを発行してもらわなければならない。電子パスポートとは、名前やパスポート番号、顔などの情報を電子チップに盛り込んだ機械読み取り式のパスポートだ。政府は8月末から一般国民を対象に、電子パスポートを発行している。

Q.韓国人の個人情報を米国と交換しなければならないが、プライバシーを侵害する恐れはないか。

A.最終実務者交渉で殺人や強姦、放火、強盗などの凶悪犯罪に限って、交換対象と決めた。単なる交通事故のような軽い事案は対象ではない。特定犯罪に対してのみ情報交換が行われるので、多くの国民はこれに該当しない。米国人が韓国に入国する際も、同様の措置が取られることになる。



jin0619@donga.com