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「北朝鮮、東倉里ICBM発射台完成」 AP通信報道

「北朝鮮、東倉里ICBM発射台完成」 AP通信報道

Posted June. 06, 2009 08:21,   

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北朝鮮が、平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンプクト・チョルサングン・ドンチャンリ)の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射施設を完工したようだと、AP通信が米国の軍事専門家の言葉を引用して4日、報じた。米軍事安保専門シンクタンクのグローバル・セキュリティのティム・ブラウン上級研究員は、米国の民間衛星会社デジタル・グローブが3日に撮影した衛星写真をもとに、「東倉里のミサイル発射台は、稼動が可能な状態のようだ」と話した。

この写真には、10階の高さの発射塔と発射台の様子がはっきりと写っており、発射台の上には、建設資材と見える破片が置かれてある。ブラウン研究員は、「ミサイル発射施設がまだ完工されていないように見せるために破片を置いたようだ」と推測した。

北朝鮮は、10年にわたって東倉里にICBM発射施設を建設してきた。AP通信は、「舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射施設とは違って、東倉里の施設は、短時間内に数発のミサイルを実験発射できる。これは、北朝鮮の長距離ミサイル発射計画において重要な進歩だ」と評価した。韓米情報当局は、最近、北朝鮮がICBMを平壌(ピョンヤン)付近の山陰洞兵器研究所から東倉里発射施設に移動させたことを確認している。

いっぽう、北京の外交安保筋は5日、北朝鮮が核弾頭を搭載したICBMの完成に向けて、今月半ばに東倉里でICBMを実験発射し、年内に3回目の核実験を強行すると見通した。北朝鮮の3回目の核実験は、ICBM弾頭に搭載する核兵器を1キロ未満に軽量化するための最終作業だと、同筋は分析した。

北朝鮮が最近になって核兵器とICBM開発に積極的なのは、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者に内定された3男の金正雲(キム・ジョンウン)氏に力を与えるためであり、核兵器と核搭載ICBM開発を金正雲氏が主導したと宣伝することで、金正雲氏が指導者として力量があることを誇示する考えだと、同筋は分析した。

また、同筋は、国連安全保障理事会が北朝鮮制裁案を決議しても、北朝鮮の核搭載ICBM開発を阻止することは難しく、北朝鮮が開発に成功した場合、北朝鮮の核問題を話し合う6者協議は廃棄される可能性が高いと見通した。



will71@donga.com