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英紙「金正雲氏の訪中は事実」

Posted June. 30, 2009 08:13,   

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英紙フィナンシャル・タイムズは、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の3男で、後継者とされる金正雲(キム・ジョンウン)氏(26)が、今月半ばに中国を訪問したと28日付で報じた。

この報道は、今月16日と18日に、日本の朝日新聞が金正雲氏の訪中を報じたことに対して、中国政府が否定したことを真っ向から否定したものであり、注目される。同紙は、軍事および情報、外交ラインの複数の情報筋を引用して、金正雲氏が10日に極秘裏に軍事代表団とともに飛行機で北京に到着し、中国側高官と会談したと伝えた。

同紙によれば、金正雲氏の訪中には、趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長(人民軍総政治局長)と金正日総書記の義弟でありナンバー2とされる張成澤(チャン・ソンテク)労働党行政部長が同行した。金正雲氏が、中国の胡錦涛・国家主席と会談したかどうかは明らかでない。

ある関係者は、金正雲氏が、江沢民・前国家主席および次期国家主席に有力視される習近平・国家副主席と会談したと明らかにした。金正雲氏はさらに、06年に金正日総書記が訪中の際に回ったコースと同様、広州、上海、大連などに立ち寄った後、17日に帰国したという。

これに先立ち朝日新聞は、金正雲氏が10日頃、極秘裏に訪中し、胡主席ら中国側の主要指導者に会い、広州や大連などを訪れた後、17日に帰国したと報じた。両紙の報道内容は、胡主席との会談や張成澤部長らが同行したかどうかに違いがあるだけで、基本的な事実関係では一致している。

朝日新聞の報道直後の18日、中国外務省報道官は、「007の小説のような話だ。次回はどのような内容になるのか」と皮肉る調子で強く否定した。25日には、6者協議の中国側首席代表である武大偉・外交部副部長も「金正雲氏は一度も中国に来たことがない」と重ねて確認した。



mungchii@donga.com