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「中朝経済協力の橋」新鴨緑江大橋、大晦日に着工

「中朝経済協力の橋」新鴨緑江大橋、大晦日に着工

Posted January. 01, 2011 08:44,   

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北朝鮮の新義州(シンウィジュ)と中国の遼寧省丹東をつなぐ新鴨緑江(アプロクカン)大橋の着工式が昨年12月31日午前11時、丹東の浪頭で行われた。うわさだけが飛び交っていた中朝経済協力が、実質的な第一歩を踏み出したとみられる。

同日の着工式は、09年10月、中国の温家宝首相の訪朝で両国が大橋建設の計画を合意してから1年2ヵ月が経過した。着工式には、両国の高官級が出席したという。大橋には、総事業費17億人民元(約2924億ウォン)が投入され、3年後に完工される。橋の長さは6キロメートル、広さは33メートル。既存の鴨緑江鉄橋「中朝友誼の橋」から下流の方向に約12キロメートル離れている。大橋は、丹東浪頭の国門湾と新義州南部を結ぶ。浪頭には新都市が造成され、高層マンションが立ち並び、丹東市の新庁舎も移転される予定だ。

大橋は、1943年から使われてきた中朝友誼の橋に取って代わる予定だ。中朝友誼の橋は施設が古く、20トン以上の貨物車両が通過できず、単線で利用されている。大橋が建設されれば、両国の通行環境は大きく改善される。香港の大公報は、中朝友誼の橋を利用して1日2000人、2500台の車両が往来できるが、大橋では、1日5万人、2万台の車両が可能だと推定した。現在、中朝の貿易量の70%以上が、丹東を通って往来している。

何よりも、北朝鮮が中国との合作で推進する鴨緑江河口の島、黄金坪(ファングムピョン)、威化島(ウィファド)の開発にも、肯定的な影響を与えるものとみられる。大橋の位置は、黄金坪に近い。遼寧社会科学院辺境研究所の呂超所長は、「長期的な観点で、大橋は、現在建設中の大連とロシアをつなぐ東辺道鉄道と連結される。最終的に、中国と北朝鮮、韓国、日本、ロシアをつなぐ鉄道網になるだろう」と指摘した。

当初、大橋の建設と関連して、丹東市長が、遅くても昨年10月までには着工すると明らかにしていたが、先送りにされてきた。年を越すという見方も出ていたが、最近、突然、着工式の日程が決まった。



mungchii@donga.com