安貞桓、Ｊリーグを制覇

安貞桓、Ｊリーグを制覇. November. 25, 2002 22:42. hanscho@donga.com. 「安心彈」 ２５日、日本のスポーツ専門紙の日刊スポーツは上のヘッドラインで、日本プロサッカーＪリーグの清水エスパルスで、ＦＷとして活躍している安貞桓（アン・ジョンファン、２６）のプレーを高く評価した。 安さえいれば安心という意味を込めたヘッドラインで、２４日の試合で先制ゴールを決めたことをサッカー面のトップ記事とした。次いで副題目では「チームがどんなに窮地に立たされても安さえいれば大丈夫だ」と絶賛した。安は２０日、韓国サッカー代表として参加したブラジル代表チームとの親善試合で２ゴールを決めたのに続き、２４日Jリーグに復帰した鹿島戦でも先制ゴールをきめて好調を維持している。 「俳優のような顔つきのうえ実力もよくゴールセレモニーもかっこいいです。」 東京豊島区に住む主婦の鈴木たかこ（３９）さんは、安を「顔、実力、マナー」の３要素を兼ね備えた典型的なスターだと評価した。たかこさんは２００２ワールドカップの韓国対イタリアのベスト８入り戦を見てから安貞桓のファンになった。延長戦でゴールデンゴールを決めた後、行った指輪へキスをする素敵なゴールセレモニー。その日から安のファンになった日本人たちの声援は日増しに厚くなっている。 これを受けＪリーグでは、安の扱いに力を入れている。清水のインターネットサイトは、安をチーム内スター選手３人の１人として取り立てている。また、清水は球団カレンダー２月の表紙モデルに「グラウンドを駆け巡る安」を載せている。清水の記念品売り場でも、安の姿が刻み込まれたネックレスと写真が飛ぶように売れている。 安が日本最高の女優と一緒に広告モデルとして登場することからも、安貞桓ブームを垣間見ることができる。米国の人気アクセサリーブランドの「ホワイトトラッシュチャームズ」は、安と日本トップスターの藤原紀香（３１）が一緒に登場する広告を制作して、来月から放送する予定だ。２００２韓日ワールドカップの親善大使でもあった藤原は、男と一緒に広告に登場するのは今回が初めて。それほど安の広告価値は高い。 日本の各テレビ局は安が出場する清水戦を中継するときには、カメラ１台を安専用に当てたかのように「集中中継」をする。また新聞などでは元気あふれる彼の活躍に対して「高麗人参を初めとしたいろいろな薬草を入れた漢方薬を毎日飲んでいるためだ」など、詳しく紹介している。 安は現在スペイン・プロリーグへの進出を進めている。スペインの方でも安の入団を望んでおり、遠からず具体的な交渉が始まるものとみられる。 このため日本サッカーファンたちは安がＪリーグでの活動を今年で終え、欧州に行ってしまうかどうかに神経をとがらせている。これに対し日刊スポーツは２５日、安が「Ｊリーグシーズンを終えてから考える」と述べたと、報じている。