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米国の李承鎏、存在感アピール

Posted November. 20, 2003 23:11,   

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自ら「セールス」に乗り出した李承鎏(イ・スンヨプ)が本格的な交渉に乗り出した。

19日に米国入りした李承鎏は20日、エージェント会社・SFX社のジョン・キムとともにシアトルを訪問した。ジョン・キムは「21日、マリーナス球団関係者と会った後、ロサンジェルスに戻る」と語った。

李承鎏は22日は、LAドジャースのダン・エバンス団長はじめスカウト担当者たちとの話し合いが予定されており、23日、または24日にアナハイム・エンジェルスのホーム球場のエジソンフィールドを訪れる。

この3チームはいずれも極東担当スカウトを韓国に派遣し、李承鎏に持続的に関心を示してきた。とくにドジャースとアナハイムは招請状を送るほど、獲得に積極的だ。

李承鎏が足取りを早めているのは、冷え込んだ米国のFA(自由契約選手)市場に火をつけるためだ。9日にFA資格を獲得して以来、具体的なオファーがなく気を揉んでいた李承鎏は「直接(米国に)乗り込んだ方がいろいろと為になるだろう」というジョン・キムの助言を聞いて米国入りした。予想通り、李の米国入りは早くも米国マスコミと各球団の注目を浴びている。

アナハイムのホームページ(http://anaheim.angels.mlb.com)ではmlb.comのダック・ミラー記者が「韓国のリー(李承鎏)がエジソンフィールドに来た」という見出しで本紙の20日付の報道を紹介した上で、「韓国のホームラン王李承鎏がドジャースとアナハイムの招請でLAに到着したが、今回の滞在期間中に契約するかもしれない」とトップ記事で報じた。

同記事は、また「先週、アナハイムのビル・ストーンマン団長が『(李承鎏に関心があるかどうか)イエスともノーとも言えない立場だ。才能ある選手であることは間違いない』と述べた」と伝えた。しかし、李承鎏側はマスコミの焦点が1、2球団に集中していることに懸念を示している。さらに良い条件を取り付けるためには、より多くの球団からのオファーが必要だ。1、2球団だけが集中的に取り上げられた場合、他のチームがオファーを出すことを憚る可能性があるからだ。

李承鎏が米国に到着したあと、突然「ボルチモアー・オリオールズのキャムドンヤード(右フェンスが97mで短い)が気に入った」と語ったのも、より多くのチームを引き付けるための交渉戦略の一環として解釈される。「最大の広報」と「最上の条件」。まさに李承鎏が米国に乗り込んだゆえんだ。



金相洙 ssoo@donga.com