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「李承鎏、本塁打40本以上打てる」KAISTが予測

「李承鎏、本塁打40本以上打てる」KAISTが予測

Posted January. 28, 2004 23:25,   

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「日本でも最低40本以上の本塁打は打つだろう」。

今年、野球ファンにとって最大の関心事は、李承鎏(イ・スンヨプ、ロッテ・マリーンズ、28)が日本デビューの初年度に本塁打を何本打てるかだ。これに対し、「韓国科学のメッカ」とも言えるKAIST(韓国科学技術院)が「最低40本」という答えを出している。

KAIST内の未来予測研究所である「フォービゾーン(Forbizone)」の責任研究員、チャ・ギョンチョン博士。国内大企業の新製品予想マーケティング分析を担当する博士は、李承鎏が昨年立てたアジア本塁打新記録(56本)の色分け分析による予測数理モデルを開発した。

分析の結果、李承鎏は打席に立った回数の多い日、アウェーよりホーム、夜間より昼間、休日より平日の試合で本塁打が多かった。また、最初の試合で三振や四球が多ければ、次の試合で本塁打を打つ確率が高くなっている。

印象深いのは、球場の大きさによって本塁打数の増減がほとんど表われないということ。中間フェンス距離を基準にした場合、李承鎏は最短の光州(クァンジュ、4本、113m)や大田(テジョン、2本、114m)球場でも、最長の蚕室(チャムシル、2本、125m)球場でも、本塁打数で大きな差はない。

このため、チャ博士は、千葉マリーン球場(左右99.5m、中間122m)は、昨年35本塁打を打ちまくった大邱(テグ)球場(95m、117m)より少し広いが大きな問題にはならないと言う。

すると、韓国の投手より球速が平均5km早い日本の投手との対決が問題。このために博士は「比較類推」という予測手法を導入している。比較類推とは、韓国と日本の両方を経験した選手の成績変化を基に、李承鎏の本塁打を予測するものだ。

1997年打率3割2分4厘で日本の中日に入り、1998、99年の2年連続打率2割3分8厘を記録した起亜(キア)の李鍾範(イ・ジョンボム)、韓国デビュー初年度の42本塁打に続き、昨年は日本の横浜に移籍し、40本塁打を記録して本塁打王になったタイロン・ウッズ、02年SKで45本塁打を記録した後、昨年、日本のロッテで32本塁打を記録したホセ・フェルナンデスを比較モデルにしている。

その結果、李承鎏は自分と特性の似たホームラン打者のウッズのモデルによると、最大で53本、李鍾範とフェルナンデスの打率・本塁打と比べても、それぞれ42本と40本を記録するだろうと博士は予測している。どの場合でも40本塁打以上は打てるという結論だ。

チャ博士は「予測結果が当たるためには条件が整う必要がある。日本にも韓国でと同じく彼を連呼するファンがいて、前後の打線による支えがあること。データだけを土台にした資料であることを勘案してほしい」と話した。



張桓壽 zangpabo@donga.com