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日本戦完敗の五輪代表、組織力建て直しが先決だ

日本戦完敗の五輪代表、組織力建て直しが先決だ

Posted February. 22, 2004 23:46,   

한국어

韓国サッカーの五輪5回連続出場に赤信号が点された。

21日、大阪で行われたサッカー五輪代表の韓日戦を見守ったファンは失望を禁じえなかった。無気力なプレーのすえ、0—2で完敗。大韓サッカー協会など各種ホームページには「泣きわめきたい」、「今度は中国に敗れる番だ」、「このままで五輪に出場できるだろうか」など、糾弾する書き込みが溢れている。

この試合は評価戦ではあったが、問題は3月3日に行われる2004アテネ五輪アジア地区最終予選、中国とのA組初戦だ。長い間呼吸を合わせてきた中国は今度こそ「恐韓症」を振り切る機会だと意気ごんでいる。専門家らもこうした中国チームを「歴代最強」と評価している。

▲日本戦で現われた問題点〓辛文善(シン・ムンソン)SBS解説委員は、「日本は韓国戦に備えて徹底した準備をした半面、韓国は全然準備ができていなかった。韓国は組織力よりは個人の能力で戦った」と感想を述べた。

韓国は守備ラインとMF陣から攻撃ラインにつながるパスが毎度途切れて組織力に乱れを見せた。それに中盤で日本の速い足の攻撃手、田中(浦和)らに空しくボールを奪われ、一瞬にしてフォーメーションが乱れた。

先発ストライカーの鄭助国(安養)と後半に交代投入された鉠宰榛(チョ・ジェジン、水原)、そして左右ウィングの崔兌旭(チェ・テウク、仁川)と崔成国(チェ・ソングク、蔚山)の攻撃陣はゴールポスト前でもじもじしてゴールを奪われて、頻繁に流れを乱した。朴容昊(パク・ヨンホ、安養)と林裕煥(イム・ユファン、全北)、鉠秉局(チョ・ビョングク、水原)が守った3バッグも不安なのは同じだった。後半に入ってプレイメーカーの金斗鍱(キム・ドゥヒョン、水原)ら3人を入れ替えて巻き返しを狙った金鎬坤(キム・ホゴン)監督の作戦も効果はなかった。

▲中国戦の秘策は〓金鎬坤監督は、「選手らが19日になって全員集まったので、呼吸を合わせる暇がなかった」と話した。22日帰国した韓国五輪代表は、23日から蔚山(ウルサン)で最終予選に向けた本格的な訓練に入る。中国戦までこれから10日間、崩れた組織力を建て直すのが最優先課題だ。

金浩(キム・ホ)前水原(スウォン)監督は、「昨年、1勝1引き分けで日本をリードしたため緩んだ選手らの精神力も今回引き締めなければならない」と指摘した。辛文善委員は、「中国の戦力が大きく向上している。徹底的に備えなければ再びまずい目に合う公算が大きい。今回の中国戦の結果は最終予選の50%を占めるほど重要だ」と指摘した。

中国五輪代表は最近、招待大会でロシア、モロッコなどを相次いで制して勢いに乗っている。左右サイドの突破に続くセンタリングプレーで決まりきったサッカーをやるが、02韓日ワールドカップの時、中国代表のミルティノビチ監督が非常に印象的なチームと言えるほど「伏兵」にみなされるチームだ。



梁鍾久 yjongk@donga.com