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李承鎏、変化球の攻略がカギ

Posted February. 27, 2004 23:27,   

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▲練習の量は十分だったか〓李承鎏(イ・スンヨブ)は「韓国と比べ、練習のやり方がやや異なっていたが、早く適応できた。大きな負傷なしで終わってホットしている。練習の成果に満足する」と感想を述べた。李承鎏は今回のスプリングトレーニングで大きなプレッシャーを感じていたという。練習の度に詰め掛ける数十人の記者団と数百人のファンを相手にするのも容易なことではなく、日本マスコミの報道のやり方にも少なからず当惑した。初のフリーバッティングで一本のホームランにとどまったため、多くの批判を浴び、突然、妻の李ソンジョン氏が話題の種にも上がっていた。

プライドの高い李承鎏がキャンプの終盤に腰の痛みを訴えたのも、自分の真価を発揮するため、オーバーペースをした結果だ。「疲れている」という言葉がしょっちゅう出るほど、練習の量が多かった。

▲1塁手は誰のものか〓ボビー・バレンタイン監督は1塁手として福浦和也を第一に考えているのが事実。この場合、李承鎏は守備をしない指名打者に起用される。「守備をしないと、攻撃もよくできない」という李承鎏の言葉は今のところ「希望事項」。それでも、勝負は終わっていない。テスト試合での活躍如何で監督の心が変わる可能性はある。「お互いによい刺激になるだろう」という福浦の言葉のように、適切な緊張関係が両選手双方に役立つことは間違いない。

▲フォークボールの攻略が問題〓李承鎏は「日本の投手はボールカウントが多くても変化球に勝負をかける場合が多い。変化球を打たないことが重要だ。練習試合でも投手が最善を尽くして投げていたため、テスト試合ではもっと熱心に投げるのは明白だ」述べた。

李承鎏が体の方に落ちる変化球に弱いことはよく知られた事実。李承鎏がこれを克服するためどうやって勉強してきたかは、ふたを開けてみると明らかになるはずだ。知っていながらなかなか打てないのが、日本の投手のフォークボールだ。

李承鎏は同日の記者会見の終わりに「結果にこだわらず、毎試合、最善を尽くしたい」と故国のファンに抱負を語った。28日の読売とのテスト試合は、大邱(テグ)MBCを通じて中継され、29日には福岡ドームで行なわれる、王貞治監督が率いるダイエーホークス戦に出場する。



ssoo@donga.com