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米大リーグの星、韓国投手陣

Posted March. 31, 2004 23:05,   

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少なくても6名から多ければ9名。今季の米大リーグで、韓国人選手の活躍が史上最高の豊作となる見通しだ。朴賛浩(パク・チャンホ)が唯一だった6年前と比べれば、隔世の感がある。

「長兄」朴賛浩(31、テキサス)は長い不振のトンネルをくぐり抜け、再起の兆しを見せている。崔熙燮(チェ・ヒソプ、25、フロリダ)は1塁定着はもちろん、中心打線を予約した。金炳賢(キム・ビョンヒョン、25、ボストン)が負傷しているのが残念だが、マイナーリーグの「ヤング・ガン」らが一斉にメジャーリーグへの昇格を目の前にしている状態。

ニューヨーク・ヤンキーズとタンパベイ・デビルレイズが先月30、31日、日本の東京で開幕2連戦を行なったことをはじめ、4月5日、ボストンとボルチモアの本土での開幕戦を皮切りに7ヵ月余りに渡る大長征に突入する米大リーグ。オープン戦を通じて頭角を現した韓国人選手の現状をチェックした。

▲賛浩、155km復活…奉重根は先発の好機

朴賛浩は4試合に先発登板して、防御率5.50で勝利なしの1敗を喫し、18イニングで16安打を奪われた。記録だけを見ると全然インパクトがない。

しかし、テキサスは彼の復活を確信し、盛り上がっている。朴賛浩はオープン戦だったにも関わらず、最高時速155kmの速球を披露した。これはテキサスへの移籍後、2年ぶりの最高球速。四球を7しか出さず、被出塁率(WHIP、四球+安打/投球回数)は特急投手の目安である1点台序盤(1.28)に抑えた。これは全盛期だった01年LAドジャーズ時代(1.20)に近い数値。

崔熙燮は31日のモントリオール戦では3打数無安打に止まったが、リーグ打点2位(16)に17安打のうち2塁打以上を9本(4ホームラン)マークする長打ショーを繰り広げた。

先日、シンシナティに移籍した奉重根(ボン・ジュングン、24)は先発デビューの好機を迎えた。オープン戦6試合連続無失点行進、2勝で防御率2.38と最高の成績を挙げている。

▲徐在応は先発不透明…炳賢は負傷の沼

徐在応(ソ・ジェウン、27、ニューヨーク・メッツ)は予測もしなかった暗礁に乗り上げている。31日、クリーブランド戦で4回1/3を投げ、ホームラン2本を含めて8安打5失点するなど不振が続いた。結局、アート・ハウ監督は大リーグの公式ホームページとのインタビューで、「我々には不透明な選手を引き続き起用する余裕がない。徐在応の先発合流は不透明にとなり、彼に対する再評価をしなければならない」と明らかにした。

右肩の負傷でリハビリ中の金炳賢は予想よりは回復速度が早いが、シーズン序盤の出場は依然厳しい。

▲金善宇、開幕戦を飾る模様

期待のエース、金善宇(キム・ソンウ、27、モントリオール)の開幕戦エントリーはほとんど確実な模様。最近の2試合で11イニング連続無失点のパーフェクト・ピッチングを見せ、第2先発のトニー・アマス・ジュニアの負傷も彼にとっては幸運だ。

招待選手だったソン・スンジュン(24、モントリオール)、ベク・チャスン(24)、チュ・シンス(以上、シアトル)はマイナーリーグに戻ったが、短いオープン戦で猛活躍して、シーズン中メジャーリーグへの昇格チャンスをつかむことができそうだ。



張桓壽  zangpabo@donga.com