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女子マラソン メダル獲得に期待

Posted August. 20, 2004 22:42,   

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関心を持つ人は少なくても、顔には希望が溢れている。アテネ五輪で韓国女子マラソン史上初のメダルを獲得するために、走り続ける。

女子マラソンの3選手、李ウンジョン(23・忠清南道庁)、チョン・ユンヒ(21・SH公社)、チェ・キョンヒ(23・京畿道庁)が23日午前0時、アテネで新たな伝説に挑戦する。3人の韓国代表は先月29日にアテネ入りして訓練キャンプを張り、マラトンの野を走りながらレースに備えてきた。

16日からは訓練の最終段階である炭水化物の補充のため、「地獄の食事療法(3日間たんぱく質、3日間炭水化物中心の食事)」をとっている。

「夏の女」李ウンジョンのコンディションが最も良い。今年のソウル国際マラソンで、韓国最高記録(2時間26分12秒)よりもほんの5秒遅れた2時間26分17秒で優勝した李は、摂氏40度近いアテネの暑さの中で、全身を覆う運動着を着て走っている。「死のコース」と呼ばれるアテネのクラシックコースに備えて、江原道大関嶺の峠を60日間走るハードな訓練を終えた後、現地の適応訓練もうまく終えた。

「私は暑い季節に強いみたいです。全く暑いと感じません。大きな競技は初めてなのでプレッシャーも感じますが、必ず良い成績を残したいです」

ジョン・ユンヒ(2時間30分50秒)とチェ・キョンヒ(2時間30分19秒)もたいした故障なしに「地獄の訓練」を耐え、期待を集めている。彼らは競技の始めから共に先頭グループの後について、互いにペースを調整しながらレースを繰り広げる計画。8km時点から32km時点まで続く上り坂を先頭グループについていき、最後の10kmで勝負に出る考えだ。

「つらい訓練をうまく乗り越えられて、幸先のいい感じです。厳しいコースだけど、どこでもそうじゃないですか。期待してください」

1936年のベルリン五輪の孫基禎(ソン・キジョン)の金メダル、92年のバルセロナ五輪の黄永祚(ファン・ヨンジョ)の金メダル、96年アトランタ五輪の李鳳柱(イ・ボンジュ)の銀メダル。国際舞台で華々しい成績を上げた男子マラソンに比べ、これといった成績を出せず、あまり目立たない存在だった恨みをはらそうとする3人の決意には並々ならぬものがある。

SH公社のチェ・ソングン監督は「コースが厳しいので断言はできないが、3人のうち1人はきっとやってくれる。ハードな訓練を無理なく終え、現地の適応訓練もよくやった」と話している。

優勝候補筆頭は、「マラソンの女王」ポーラ・ラドクリフ(英国)。彼女は2時間15分25秒の世界記録の保有者だ。ランキング2位(2時間19分39秒)のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)とアジア記録(2時間19分39秒)の保有者の孫英傑(中国)も金メダルに挑戦する。



梁鍾久 yjongk@donga.com