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11回目優勝の切り札は「朴主永」 サッカー・アジアユース決勝

11回目優勝の切り札は「朴主永」 サッカー・アジアユース決勝

Posted October. 07, 2004 23:13,   

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客観的な戦力が劣勢なら、ジョーカーに期待をかけるしかない。

9日夜10時(韓国時間)、マレーシア・クアラルンプールで開かれるサッカーの04アジアユース(20歳以下)選手権大会決勝で、中国と対決する韓国チームのことだ。

韓国は通算11回目の優勝に挑戦し、中国は1984年以後、通算2回目の優勝を狙っている。韓国ユースチームは成人代表と違って、今年だけで中国に3回も敗れるなど「恐中症」に苦しんでいる。2月、中国湖北省で開かれた08スターズ国際ユース大会を1−3で負けた後、8月には韓国に転地訓練に来た中国チームにまたも0−1で負けた。

それに、今大会の中国チームは08北京五輪優勝を目指して中国が集中育成しているチーム。早くから有望株に選ばれ、ブラジルと欧州で長期間転地訓練をしながら数年間も呼吸を合わせて来た。

今大会でも韓国は予選でイラクに0−3で敗れるなど曲折があったのに対して、中国は安定したプレーで決勝に上がった。イランと0−0で引き分けただけで、インド戦5−1、カタール戦1−0、マレーシア戦3−0、シリア戦1−0と失点1点に過ぎないほど安定した守備を見せている。

しかし、韓国には朴主永(パク・ジュヨン、19、高麗大)と言う心強い切り札がある。朴成華(パク・ソンファ)監督は韓国代表ストライカーの系譜を引き継ぐ「特急選手」に朴主永を仕立てて中国を撃破するという腹案。

朴主永は6日、日本との準決勝延長で、後半7分、見事なドリブルで守備を交わして追加ゴールを入れるなど、今大会通産4ゴールで韓国を決勝に導いた。朴主永の闘志も格別だ。今年3回あった中国戦に全部出場していながらも「ノーゴール」に止まった。今度こそはと闘志を燃やしている朴主永は、「決勝で中国に会えて嬉しい。今度はゴールで実力を見せたい」と話した。

朴監督も、「シリアに対しては情報が全くなかったで心配したが、中国が上ってかえって良かった。選手たちも中国を相手にした時に、もっと闘志が湧く」と必勝を誓った。



梁鍾久 yjongk@donga.com